不祥事の心理探求
2026-03-16 11:14:42

心理学者が探る企業不祥事の背後に潜むメカニズムとは

心理学者が探る企業不祥事のメカニズム



世界的な心理学者アルバート・バンデューラの著作『道徳的離脱 ― 人はなぜ悪を為しながら平然としていられるのか』が、2026年3月31日に日本で刊行されることが発表されました。本書は、企業不祥事や社会問題の裏に隠された心理過程「道徳的離脱」に焦点を当てた重要な文献です。この翻訳に参加したのは、株式会社コーチェットの代表取締役である櫻本真理氏です。

「道徳的離脱」とは?



本書では「道徳的離脱」について詳細に論じられています。これは、人が倫理的な基準から外れて行動する際に機能する心理的メカニズムを指します。具体的には、行為の正当化や責任転嫁、被害の矮小化、そして婉曲表現の利用など、様々な手段を通じて人は自身の行動を合理化してしまうのです。これにより、倫理的な葛藤を回避することが可能となります。

企業不祥事や社会的な問題が起きた際、多くの人が「なぜこれが起こったのか?」と疑問に思いますが、実際には悪意とは別の心理的な理由が働いていることが多いのです。バンデューラが提唱したこの概念は、行動や意思決定を理解する上で不可欠な視点を提供します。

圧倒的な需要への応え



バンデューラの理論を基にした本書『道徳的離脱』は、企業不祥事にとどまらず、テロや環境問題など幅広い社会現象を対象にしており、そのメカニズムを解析しています。翻訳を担当した櫻本氏は、「本書を通じて、私たち自身の判断や行動を見つめ直し、より健全な意思決定に繋がることを願います」とコメントしています。

翻訳者、櫻本真理のプロフィール



櫻本真理氏は、2005年から米系投資銀行にて株式調査に従事した後、2014年にメンタルヘルスケアサービスを提供する株式会社cotreeを設立。その後、リーダーの影響が組織の健やかさにどのように寄与するのかに興味を持ち、2020年には株式会社コーチェットを創業しました。櫻本氏は、エグゼクティブコーチとして多くの経営者を育成しており、2022年には「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。

書籍詳細



書名:『道徳的離脱: 人はなぜ悪を為しながら平然としていられるのか』
著者:アルバート・バンデューラ
発売日:2026年3月31日
定価:9,350円(税込)
発行元:金子書房
販売ページ:Amazon

組織の再考



組織やコミュニティにおいて問題が発生するメカニズムを理解することは、今後のビジネス運営においても大切です。本書は、倫理的な判断に関する深い考察を提供しており、現代のリーダーたちにとって欠かせない一冊となるでしょう。バンデューラが描く道徳的離脱の概念を通じて、私たちの意思決定プロセスを見直し、より良い未来につながる道筋を見出してください。


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