アイヌ文化を理解する特設書籍コーナーが代官山で開催

アイヌ文化を再発見！代官山で特設書籍コーナー開催

公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイ（民族共生象徴空間）は、2025年9月15日から28日までの14日間、東京都渋谷区にある代官山蔦屋書店にて、アイヌ文化に焦点を当てた特別な書籍コーナーを設けることを発表しました。このイベントは、アイヌ文化や北海道の旅に関連する書籍を紹介し、訪問者がアイヌ文化への理解を深めることを目的としています。さらに、北海道白老町にあるウポポイへの旅行意欲を高める狙いもあります。

特設コーナーの内容とは？

特設コーナーでは多様なアイヌ文化に関連する書籍が紹介され、その中でも特に注目すべきは、ウポポイのスタッフと蔦屋書店のコンシェルジュが厳選した書籍です。具体的には以下の三つのテーマに分かれています：

1. 受け継がれるアイヌ文化に焦点を当てた書籍
2. 北海道旅行を考えている方々におすすめの書籍
3. ウポポイに行く前に読むべき関連書籍

このような様々なテーマの書籍を通じて、訪問者はアイヌ文化に対する理解を豊かにすることができます。

パネル展示やクイズでより深く体感

訪問者は、北海道白老町ウポポイの魅力をパネル展示を通じて視覚的に感じることができます。このパネル展示では、アイヌ文化についての情報や、白老町の美しい自然環境の映像が流れるため、来場者は実際にその地を訪れたかのような体験ができるでしょう。

さらに、特設コーナーにはアイヌ語を学ぶためのクイズも用意されています。これは「北海道に生息する動物はアイヌ語でどのように呼ばれるか？」という形式で、楽しく学びながらアイヌ文化に触れられます。

ウポポイの背景と目的

ウポポイは、2020年に北海道白老町に開設され、アイヌ文化を多角的に体験できる施設です。国立アイヌ民族博物館を中心に、体験型フィールドミュージアムとして地域の文化を再発見し、国内外の観光客に対してアイヌ文化を広める役割を担っています。今回の特設コーナーも、その一環として位置づけられており、「ウポポイ誘客促進戦略」に基づいて開催されます。

2024年には道外の高校に対してアイヌ文化関連の書籍パッケージを半年間無料で提供する「UPOPOY LIBRARY」サービスも開始される予定です。これにより、より多くの人々がアイヌ文化に触れる機会を持つことが期待されています。

イベント詳細

代官山蔦屋書店のこの特設コーナーは、2025年9月15日から28日まで、毎日9:00から22:00まで開催されます。このイベントは、一般道民だけでなく、若い世代や学生の皆さんにもアイヌ文化の素晴らしさを知ってもらう良い機会です。

Additionally, 2025年10月には山口県周南市の蔦屋書店でも同様のコーナーが設置される予定で、全国的な広がりが期待されます。話題のアイヌ文化と北海道の魅力を一堂に感じられるこの機会を、ぜひお見逃しなく！