梅棒が贈る新作『FINAL JACKET』の熱き稽古レポート

梅棒の新たな挑戦『FINAL JACKET』稽古場レポート

ダンスとJ-POPを組み合わせた革新的な舞台を創り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」が、2025年11月に新作公演『FINAL JACKET』を上演します。今回の作品は、9月に新たに加入したSuGuRuを加えたフルメンバーでの作品となり、物語の舞台は文明を崩壊に導く伝説のジャケットを巡る壮大なサーガです。

キャストと物語の紹介

この作品では、5つのジャケットパーツを巡って様々な勢力が争い合い、コミカルでありながらシリアスな展開が期待されています。各キャラクターの関係性が見える中、力強いアクションと深みのある人間ドラマは見逃せません。特にオープニングでは、全員が軍服に身を包み、力強い振り付けでダンスを披露し、物語のテーマにぴったりの迫力を感じさせます。

舞台特有の非言語表現

この作品は基本的にセリフなしで構成されており、ダンスや音楽によってキャラクターの感情が巧みに表現されます。さまざまな楽曲が使用されており、観客が一緒に盛り上がることができる楽曲も多いのが魅力。特に、観客が共感できる周囲の動きや力強さは、各キャラクターの特性を引き立てています。

稽古場の雰囲気

稽古中は時折緊張感が漂いつつも和気あいあいとした雰囲気で進み、全員が真剣に取り組んでいます。公演に向けて真剣に楽しむその姿は、作品への期待を高めます。特に、東京公演では日替わりゲストも参加予定ですが、全員が梅棒メンバーで構成されるため、複数のキャラクターを演じる姿も楽しめます。

主要キャストの印象

主演を務める櫻井は、クールでありながら情に厚い主人公・マグナスを演じます。彼の周囲に巻き込まれるダンスの中には、キャラクターのスタンスが巧みに表現されています。また、伊藤はその存在感と圧倒的なパワーで、作品を一層引き締める役割を担っています。さらに、梅澤はストーリーテラーとして、物語の流れをスムーズに進める重要なキャラクターを演じ、観客に愛される姿が印象的です。