聖飢魔ⅡとBABYMETALが織り成すHR/HMの激闘！

はじめに

2023年8月30日、Kアリーナ横浜にてHR/HM界の二大巨頭、聖飢魔ⅡとBABYMETALの奇跡のジョイントギグが開催されました。このイベントは「遭遇-Encounter-」と題され、図らずも両者の歴史的な対決として認識されています。本記事では、その感動的なパフォーマンスについて詳しくお伝えします。放送はWOWOWで12月14日から行われる予定です。

聖飢魔Ⅱの栄光と影

聖飢魔Ⅱは、魔暦27年（西暦2025年）に地球デビュー40周年を迎え、再びファンの前に姿を現しました。全国ホールツアーは全公演完売を達成し、さらに新作『SeasonⅡ』をリリースするなど、精力的に活動しています。今年の夏には、デビュー同期のTUBEと横浜スタジアムでコラボ曲を披露し、注目を集めました。特に「敵なのか！味方なのか？！」と銘打たれたこのジョイントギグは、チケットが発売と同時に完売し、多くのファンの期待が高まりました。

BABYMETALの進化

一方、BABYMETALは結成15周年を迎え、UK＆EUツアーや北米ツアーを通じてワールドワイドに活躍しています。その中でも、8月にリリースしたアルバム『METAL FORTH』は全米アルバムチャートでトップ10入りを果たし、ますます存在感を強めています。新たな挑戦や実験を織り交ぜたサウンドは、ヘヴィメタルの枠を超えて進化を遂げています。

ジョイントギグの第一夜

この日の公演は、聖飢魔Ⅱが先にステージに登場しました。冒頭では「遭遇の系譜」と題した映像が流れ、1980年代の彼らの足跡を振り返った後、デーモン閣下が現れ、「1999 Secret Object」で場を掴みます。その後も「老害ロック」や「アダムの林檎」などのパフォーマンスが続き、観客を熱狂させました。特に新譜のリードトラック「Kiss U Dead Or Alive」は、リズムと歌詞が融合し、観客に強烈な印象を残しました。

BABYMETALの圧倒的パフォーマンス

続いて、BABYMETALがステージに登場。「BABYMETAL DEATH」と呼ばれる自己紹介の曲で開幕し、会場が一体感に包まれました。続く「ヘドバンギャー！！」では、観客は一斉にヘッドバンギングをするなど、会場は盛り上がります。アンサンブルにおいても神バンドの演奏が光り、楽器のインストゥルメンタルパートが絶妙でした。

特に、SU-METALの歌唱力が際立つ「Sunset Kiss」はメランコリックなメロディが印象的で、感情を揺さぶる一曲でした。さらに、デスコアとメタルの融合を感じさせる「Song 3」や、エレクトロニコアを取り入れた「RATATATA」が続き、観客の興奮は最高潮に達しました。

サプライズの瞬間

公演の終盤、BABYMETALの名曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」に差し掛かると、まさかのサプライズが待っていました。デーモン閣下がステージに乱入し、「悪魔、ダメ、ゼッタイ」と叫ぶと、BABYMETALは「悪霊退散！」と応戦。この瞬間、場内はざわつき、一気に盛り上がりを見せました。この劇的なフィナーレにより、『遭遇-Encounter-』は壮大な幕を閉じたのです。

まとめ

この夜、2万人の観衆が目撃したのは、聖飢魔ⅡとBABYMETALによる圧巻のライヴパフォーマンスでした。双方のアーティストがそれぞれ持つ個性と音楽性が混ざり合い、ヘヴィメタルと多様なスタイルの最前線を体現する圧倒的な演奏を披露しました。この素晴らしいコラボレーションは、今後も語り続けられることでしょう。WOWOWでは、この感動の第一夜を12月14日に放送、配信予定です。ファンは必見です！