吉田栄作・土屋アンナ主演のミュージカルが再演決定!
2025年11月16日、東京・福生市民会館にてミュージカル『クリスマス・キャロル』が待望の再演を迎えます。原作はチャールズ・ディケンズの名作で、演出は西田直木が手掛けます。この作品では、守銭奴のスクルージがクリスマスイブの夜に贈る奇跡の物語が描かれています。
先日、稽古場取材会が行われ、主演の吉田栄作、土屋アンナ、吉田要士の三人が共演の意気込みを語ってくれました。前回の公演ではコロナ禍の影響を受けた中での全国ツアーがありましたが、栄作は「再演が実現できたことが嬉しい」とその感情を表しました。「新鮮さを保つための進化を目指して稽古に励んでいます」とも語り、すでに期待感を高めています。
土屋アンナは本作でスクルージに関わる三人の女性を演じ分けることになっています。「普段は激しい役が多いので、イザベラのような品のあるキャラクターにどのように入り込むか悩みました」と告白しましたが、「イザベラの気持ちに寄り添うことで自然とその役になれる」と意欲を見せています。さらに、ユーモアを交えながら別の役どころについても話し、笑いを誘う一幕もありました。
続いて、吉田要士も参加し、自身の役に対する思いを語りました。「毎日幸せな気持ちで稽古に通っています。栄作さんからのエネルギーに心が躍動し、新しい気持ちで作品に臨んでいます」と語りました。彼はキャストへの歌唱指導も担当しており、「栄作さんは初日から素晴らしいパフォーマンスでした」と彼を称賛しました。
稽古場での楽しさの一環として、三人は「おいしいもの!」という声を揃え、各地の名物を楽しみにしていることを明かしました。「函館から鹿児島まで、日本には美味しい食べ物がたくさんありますから、是非楽しみたい」と栄作。
観客たちにこの作品を観てほしい理由を尋ねられると、栄作は「家族で観てほしい」とファミリーへの思いを表現し、土屋は「子どもたちに見せてあげたい」と母親としての視点を伝えました。要士も自身の母校の生徒が観に来る事を言及し、それぞれの個性を発揮しました。
クリスマスの思い出についても語り合う三人。栄作は家族と過ごした思い出の中でサンタクロースが来てくれた話を披露し、土屋は料理を沢山作る家族像を描写しました。「料理を作るのが楽しみ」と語る土屋は、クッキーと牛乳を準備したエピソードに笑いを誘い、要士は引越しをした際の嬉しいクリスマスの思い出を語りました。
観客に向けてメッセージを送った栄作は、「この作品は家族から大人まで楽しめる心温まるものです。全国を巡回し、クリスマスを思い出に残してもらえれば嬉しい」と伝えました。土屋も「感情を揺さぶられる作品になるよう一生懸命頑張ります」と意気込みました。
このミュージカル『クリスマス・キャロル』は、全国各地で公演を行います。名作の再演をどうぞお見逃しなく!