自動運転で輸送実証
2025-12-01 17:08:26

セブン-イレブンが自動運転トラックでの長距離輸送実証を開始

自動運転トラックによる物流革命が始まる



コンビニ業界のリーダー、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)が新たな挑戦に乗り出しました。日本初となる自動運転トラックを使った長距離輸送の実証実験が、関東から関西にかけての高速道路で開始されました。この取り組みは、効率的な商品の配送を目指すだけでなく、環境への配慮も組み込まれています。

共同事業の目的


SEJは、三井物産流通グループ(MRG)、そして株式会社T2との共同で、このプロジェクトを進めています。両者と協力しながら、セブン-イレブンが提供するプライベートブランド「セブンプレミアム」の商品を、安全にかつ迅速に輸送することが目標です。特に、近年のドライバー不足問題を受けて、新たな物流体制の確立が求められています。そこで、2030年を目指して、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの導入を検討しています。

実証実験の流れ


この実証実験は、2025年12月から2026年4月までの間に行われる予定で、MRGの埼玉県の拠点から兵庫県の関西センターまでの区間を自動運転トラックで輸送します。具体的には、切替拠点を通じて、特定の高速道路を利用して行われます。

導入される技術


使用されるトラックは、レベル2の自動運転トラックで、商用運行が始まったばかりです。このトラックを使って、SEJが提供する商品の積載から配送までを一貫して行います。商品の内容は、常温商品のみで、傘やカップ味噌汁、キッチンペーパーなど多岐にわたります。

環境への配慮


この実証において特に注目されるのが、地域で回収した使用済み食用油を基にしたバイオ燃料の導入です。SEJが進める「サーキュラーエコノミー」の一環として、トラックの燃料にこの新しい料を利用することで、CO₂の排出削減に寄与する過程を検証します。

給油スポットの設置


T2が設置する計画のある「切替拠点」では、B5軽油を給油するためのスポットも設けられる予定です。これにより、持続可能な運営が可能となります。さらに、使用済み食用油を有効活用することで、環境への負担を軽減することを目指します。

今後の展望


このプロジェクトを通じて、セブン-イレブンは、効率的で環境に優しい自動運転輸送の仕組みを構築することを目指しています。今後の動向には目が離せません。SDGs(持続可能な開発目標)を見据えた、業界の先駆けとしての取り組みが、どのように進化していくのか楽しみです。運送業界全体の未来に貢献するこの挑戦が、成功裏に進展することを期待しています。


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