シンポジウム『越境するECCO/変容する18世紀像』開催のお知らせ
このたび、センゲージラーニング株式会社はシンポジウムを開催する運びとなりました。その名も『越境するECCO/変容する18世紀像』です。これは、18世紀の文献を網羅する重要なデジタルリソースであるECCOが新たな形で進化を遂げることを記念するイベントと言えます。
ECCOの歴史と重要性
ECCO(Eighteenth Century Collections Online)は、2003年にリリースされた18世紀の英国・英語刊行物に関する全文検索アーカイブです。その後、2009年にはECCO IIが登場し、18世紀の貴重な一次資料が広く利用されるようになりました。これにより、研究者たちは新しい視点や知識を得ることができたのです。
2026年春には、さらに進化したECCO IIIのリリースが待たれています。この新しいコレクションでは、特別に選定された文献が追加され、より高品質なデータが提供される予定です。このシンポジウムは、ECCO IIIのリリースを見越したプレイベントとして、参加者にECCOの魅力と活用方法を体験していただくことを目的としています。
シンポジウムの詳細
日時・会場
- - 日時:2025年9月23日(火・祝日) 12時30分~16時45分(12時開場、受付開始)
- - 場所:千代田区立図書館日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
- - 参加費:無料(事前登録必須)
- - 主催:センゲージラーニング株式会社Gale事業部
プログラム内容
シンポジウムでは、以下のプログラムが予定されています。
- - 講演「ECCOが生み出す創造的公共圏-研究、教育、出版、国際交流」
講師:原田範行(慶應義塾大学文学部 教授)
- - 講演「ECCOが映す18世紀大西洋世界の諸相」
講師:鰐淵秀一(明治大学文学部 准教授)
講師:石橋悠人(中央大学文学部 教授)
- - 講演「“ギフテッド”とは何か?-『僕のヒーローアカデミア』におけるジェンダー表象を18世紀の天才論にみいだす」
講師:小川公代(上智大学外国語学部 教授)
講師:森澤正樹(センゲージラーニング株式会社Gale事業部 シニア・プロダクト・マネジャー)
- - パネルディスカッション「デジタル化が開く文学・歴史研究の未来」
質疑応答あり(原田範行、鰐淵秀一、石橋悠人、小川公代、森澤正樹)
プログラムは変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
参加方法
シンポジウムに参加を希望される方は、事前登録が必要です。以下のリンクから「参加申し込みフォーム」にアクセスし、登録を行ってください。
参加申し込みフォーム
参加特典
参加者には、ECCO I-IIIの無料トライアルが提供されます。アクセスコードは会場で配布されますが、ECCO IIIは9月時点で搭載済みのコンテンツ(全体の約40%)での提供となるため、ダウンロードなどはできませんのでご注意ください。
このシンポジウムを通じて、ECCOの魅力や新たな研究の可能性に触れ、皆さまの参加をお待ちしております。文献や歴史に興味がある方には絶対に見逃せないイベントです!