屋根用シートの新基準
2026-03-18 16:34:37

災害時の屋根用応急シートのJIS基準策定で信頼性向上へ

2026年に屋根用応急シートのJIS基準が制定



一般財団法人日本規格協会(東京都港区、理事長:朝日弘)は、2026年2月20日に「屋根用応急シート」に関する日本産業規格(JIS)を新たに発行することを発表しました。この制定は、近年の台風や地震などの自然災害によって、住宅の屋根が損傷するケースが増加する中で、特に重要視されています。

須要性の高まる屋根用応急シート


過去数年間、自然災害の影響で屋根の劣化や損傷が連続的に見られております。これに伴い、屋根用応急シート(通称、災害用ブルーシート)の重要性がますます高まっています。これまで、屋根補修までの間に使用される応急シートには、性能を評価する明確な基準が存在しなかったため、製品ごとの質にバラつきがあったのが実情です。

例えば、2016年に発生した熊本地震の際にも、被災地での各製品の品質の不均一さが課題となったことを受け、本JISの制定に至りました。これにより、利用者が状況に応じて最適な製品を選べる環境が整います。

標準化される性能基準


新しいJISでは、屋根用応急シートに必要な「耐候性」や「防水性」などの性能基準が数値で明確化されました。これにより、過酷な環境下でも補修を支える能力を客観的に評価できるようになります。特に、屋外で長期間使用されることを想定したシートの耐久性が確認されることで、ユーザーは安心して選ぶことができるでしょう。

長期保管性も重視


自治体での備蓄を考慮し、長期間保管されても品質を保つことができるかどうかの試験も導入されました。これにより、シートの劣化や損傷を事前にチェックし、備蓄される資材の信頼性を向上させます。具体的には、生地のベタつきやヒビ割れのチェックが行われます。

製品識別の明確化


利用者が的確に製品を選ぶために、一般に流通している通常のブルーシートと区別するための呼称が設定されました。これにより、「#3000」という番手ではなく、「#3000J」として、特に屋根用に適した高い品質を有する製品であることが一目で分かるようになります。

期待される成果


屋根用応急シートの新たなJIS基準が定められることにより、耐久性や防水性能についての信頼できる情報が提供され、利用者は用途に応じた適切な選択が可能になります。これが、損傷した家屋の二次被害を抑止し、安全な復旧作業の推進に寄与することが期待されます。

日本規格協会の役割


日本規格協会は1945年から始まり、標準化や管理技術の開発、普及に取り組んでいます。JIS規格、国際規格、マネジメントシステムの審査など、幅広い分野にわたって信頼性を提供しています。屋根用応急シートのJIS基準が制定されることで、今後の災害時の対応がより信頼できるものになっていくことでしょう。


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