2026年1月開催の『ブラジル映画祭+』が注目を集める
日本におけるブラジル映画の新たな一ページが始まろうとしています。任意団体「s.e.a.」の主催により、2026年1月9日から2月15日まで、東京都内にて「ブラジル映画祭+」が開催されることが決まりました。会場はヒューマントラストシネマ渋谷、さらにオンラインでも配信されるため、全国どこからでも楽しめるという画期的なハイブリッド形式です。
この映画祭では、ブラジルの多様な文化と視点を映し出す作品が厳選され、合計7本が上映されます。中でも、この映画祭が特に注目されるのは、日本初公開の作品が多く含まれている点です。観客の心をつかむ、感動的なストーリーや深い社会的テーマを持った作品が揃っています。
上映予定作品のラインナップ
映画祭で予定されている作品には、ドラマ映画、音楽ドキュメンタリー、そして社会派ドキュメンタリーなどが含まれます。以下は、それぞれのジャンルからの注目作品です。
ドラマ映画
- - 『僕らの夢〜ファンキ・カリオカ〜』:2023年にブラジルで大ヒットしたこの作品は、観客動員数第1位を記録しました。劇場限定での上映です。
- - 『パカへチは踊る』:国内外の映画祭で多数の賞を受賞した作品で、そのストーリーは見る者に深い感銘を与えます。
音楽ドキュメンタリー
- - 『クルビ・ダ・エスキーナの物語』:名曲が生まれた背景を追うこの作品では、ブラジル音楽の歴史的な一幕が描かれます。
- - 『2月のために〜マリア・ベターニアとマンゲイラ〜』:リオデジャネイロのカーニバルとサンバの文化を掘り下げ、ブラジルの歌姫の魅力を伝えます。
社会派ドキュメンタリー
- - 『ファヴェーラはファッション』:ファッションという視点から偏見や差別に立ち向かう若者たちの姿を描きます。
- - 『母性って便利な言葉ですね。』:母性の意味をユーモラスに問いかける作品。
在日ブラジル人コミュニティをテーマにした短編
- - 『NOVA』:多文化共生をテーマとしており、日本国内で制作された作品です。劇場限定での上映予定です。
クラウドファンディングの実施
この映画祭の実現には、クラウドファンディングの支援が不可欠です。資金の使い道は、字幕翻訳費や広報宣伝費など多岐にわたり、支援者には先行試写や限定グッズのリターンが用意されています。支援は、キャンプファイヤー(
こちら)で行っていますので、ご興味のある方はぜひチェックしてください。
公式サイトと今後のスケジュール
詳細なスケジュールや最新情報は、公式サイト(
clicke here)でご確認ください。映画祭の劇場開催は、1月9日から15日、オンラインは1月16日から2月15日の間で行われます。
この映画祭は、ただの上映イベントにとどまらず、文化と人々を繋ぎ、感動を共有する貴重な場となることを目指しています。共同代表の宮下ケレコンえりかさんと花田勝暁さんは、ブラジル映画祭+の「+」には「多様性や出会い」を象徴する意味が込められていると語っており、さまざまな出会いを通じて新たな価値を提供したいとしています。
素敵な映画を通じて、文化の豊かさを再確認できるこの映画祭にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。