スマホ時代に必携!新刊書籍が登場
2025年1月30日、株式会社Gakkenから子ども向けの特別な図書館向け書籍『被害者にも加害者にもならないためにSNSから心をまもる本』が発売されます。この本は、SNSを利用するすべての子どもたちに対し、誹謗中傷や詐欺、そして「闇バイト」といった、SNSに潜む危険から心を守る方法を分かりやすく解説しています。
SNSトラブルの現状
昨今のSNS利用者は多く、特に若年層の利用が増加しています。この背景には、誹謗中傷といったSNSを巡るトラブルが深刻な問題となっている現状があります。年々、これらのトラブルが複雑化しているため、気づかない間に被害者となるケースだけでなく、意図せず加害者になってしまうリスクも高まっています。そこで本書は、SNSにおけるよくあるトラブル事例を紹介し、被害者と加害者の両面から注意を促しています。
本書の構成と特長
本書は、実際のSNSトラブルを「被害者編」「加害者編」「番外編」の3つに分けて紹介しています。特に特徴的なのは、マンガを用いた事例部分と後に続く解説です。漫画形式でトラブルを理解し、その後の解説により対処法や回避方法をしっかりと学ぶことができます。各事例は2~4ページで構成されており、飽きることなく読み進めることができる工夫がされています。
加害者になってしまうリスク
特に重要なのは、子どもたちが不意に加害者になってしまう事例を多く取り扱っている点です。「知らなかった」と言い訳することが許されないような現代において、意図せず人を傷つけてしまうことがないよう、幅広い事例を紹介し注意喚起しています。また、番外編では、ゲームの影響で起きる寝不足や、SNSでの友達のいじめを巡り「自分ができることは何か」という問題にも触れています。
最新事例の多様性
加えて、本書では「闇バイト」「生成AI」「グッズ交換詐欺」など、今の時代における最新のトラブル事例も盛り込まれています。特に、昨今話題に上ることの多いSNSに関する問題についての理解を深めるための貴重な資料となっているのです。
監修者からのメッセージ
本書の監修者である小木曽健氏は、過去に40万人以上の中高生に向けた講演を行ってきた実績があります。彼は、これまでの経験をもとに「ネットで絶対に失敗しない方法」として、何が問題であったのか、またどうすればよいのか、貴重な情報をこの書籍に詰め込んでいます。
購入方法とさらなる情報
『被害者にも加害者にもならないためにSNSから心をまもる本』は、図書館向け書籍であるため、一般の書店では流通しません。お近くの図書館でリクエストをするか、一部ネット書店での取り扱いから入手可能です。定価は4,620円(税込)で、電子版も用意されています。
この本が、子どもたちがSNSをより安全に楽しむための一助となることを願っています。