手描きの絵画が蘇る!松森茂嘉の劇画制作秘話と《REVIVAL》の魅力
2023年3月16日に発売された漫画『REVIVAL ― 帝国の復活』は、瞬く間に話題を集めています。本作の魅力を生み出しているのが、40年以上の経験を持つ劇画家・松森茂嘉です。彼はデジタル制作が主流となった現代において、あえてアナログ作画を貫いています。ここでは、松森氏の手描き哲学とその制作過程に迫ります。
40年以上、Gペン一筋で描き続ける理由
松森茂嘉は、日本の劇画文化を支えてきた偉大な作家の一人です。彼はアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、それ以来40年以上にわたりGペンでの作画を続けています。使用するGペンは、ゼブラ、タチカワ、ニッコーの3社製品を使い分け、描く対象に応じた特性を活かしています。彼がデジタル作画を試した時期もあったものの、「デジタルでは線に感情が入らない」として、Gペンへのこだわりをやめませんでした。松森氏にとって、描く線は単なる表現ではなく、自らの感情そのものなのです。
ペン先に込める魂―右手中指のペンだこは「私の分身」
松森氏の制作スタイルは、並外れた集中力と体力を必要とします。長時間にわたる作業から、紙を破ってしまうこともあるとのこと。右手の中指には、高度な作業を続けた証であるペンだこがあり、彼はそれを「私の分身」と表現します。この言葉には、劇画と生き続けてきた作家としての誇りと覚悟が込められているのです。
1ページに2日かける孤高の制作スタイル
『REVIVAL』の制作において、松森氏は自身一人で全ての作画を行っています。自然や建物、人物をそれぞれ描き分ける中で、1ページ仕上げるのに2日かかることもあります。彼は「描くことが習慣化しており、寝ながら線を引いている自分に気づくこともある」と語ります。この言葉からは、劇画と一体化した創作者の姿が浮かび上がります。
デジタル時代にあえて“手描き”を選ぶ理由
現代の漫画制作において主流となっているデジタル技術ですが、松森氏は『REVIVAL』に関してはアナログ作画にこだわっています。ペンとインクによって作品に宿る重みや空気感は、手描きでなければ生まれ得ないものです。松森氏は「作品には手描きだからこそ生まれる”重み”や”空気感”がある」と強調しています。このアナログ作画による表現は、本作のテーマである「日本の精神文化」とも共鳴し、物語に独特のリアリティを与えています。
実話をもとに描かれる『REVIVAL』の世界
『REVIVAL ― 帝国の復活』は2008年の世界金融危機を契機に構想された実話を基にした作品です。日本の古来の通貨「両(RYO)」をモチーフに、日本の精神文化と経済の再興を描いています。また、本作の裏表紙には古代図像文字「カタカムナ」が描かれ、日本神話や古代思想にまつわる謎が物語の背景に広がっています。重厚な劇画表現と壮大なテーマが融合した本作は、従来の漫画作品とは一線を画する新しい試みとして注目を集めています。
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漫画『REVIVAL ― 帝国の復活』VOL.1・VOL.2は、現在全国書店およびオンライン書店で好評発売中です。日本の歴史や精神文化、そして未来への問いを描く壮大な劇画作品の迫力を是非手に取って体感してください。
【刊行情報】
作品名:『REVIVAL ― 帝国の復活』VOL.1・VOL.2
発売日:2023年3月16日
原作:アンソニー・ディアズ
作画:松森茂嘉
脚本:岩崎訓
判型/ページ数:A5判/各112ページ
定価:各2,200円(税込)
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