新たな音楽発見を提案するQobuzのディスカバリーページ
フランス発のストリーミングサービス、Qobuz(コバズ)は、音楽発見の新しい可能性を広げるために、「ディスカバリー」ページを全面的にリニューアルしました。このプロジェクトは、単なる音楽配信の枠を超えて、ユーザーに特別な音楽体験を届けることを目指しています。
音楽配信の進化
Qobuzは「デジタルレコード店」としての位置付けを強調し、質の高い音楽体験をユーザーに提供することに注力しています。新しいディスカバリーページは、伝説的なアルバムから新興アーティストの作品までを、専門のミュージックチームが丁寧に選出。さらに、個々のユーザーに最適な音楽を提案するレコメンド機能も搭載されています。
3つの発見スタイル
新たなディスカバリーは、ユーザーの好みに応じた3つのスタイルで構成されています。これにより、音楽との出会い方が多様化し、より豊かな体験が可能になります。
1.
Editor’s Picks(編集部のおすすめ): ミュージックチームが丹念に選んだ最新の必聴作品が集められています。名盤から新進気鋭のアーティストまで、全ジャンルを網羅し、注目のレーベルや受賞作品も紹介されます。
2.
For You(あなたへのおすすめ): ユーザーの嗜好に合わせてパーソナライズされた提案を行います。フォロー中のアーティストの最新情報や、オリジナルのミックスやラジオが楽しめます。
3.
Release Watch(新作情報): フォローしているアーティストやレーベルの新リリース情報をいち早くお届けし、より深い音楽体験を実現します。
これらのスタイルを選ぶことで、自分の好みや気分と合った音楽を見つけやすくなっています。
ハイブリッド型のアプローチ
新しいディスカバリーページの核心は、音楽の専門家によるキュレーションと、AIによるレコメンデーションを融合させることです。このハイブリッド型アプローチにより、アルゴリズムだけに依存しない包括的な音楽発見が可能になっています。
Axel Destagnol(Qobuzプロダクトディレクター)は、「この新しいページは、私たちの音楽発見へのビジョンを具現化しています。」と述べ、ユーザーが得られる体験の質を重視しています。
ユーザーの声
リニューアルされたディスカバリーページには、すでに多くのユーザーからのフィードバックが寄せられています。「見やすくなり、探しやすい」と評価する声や、「音楽の幅が広がることを期待している」という意見も多く見受けられます。一部のユーザーは「音楽好きなら試すべきサービス」と絶賛するほどです。
Qobuzとその理念
2007年に創立されたQobuzは、独立資本の音楽プラットフォームとして、高音質ストリーミングサービスの先駆者となり、現在26か国で展開しています。1億曲以上を誇るロスレス音源の提供だけでなく、独自の編集コンテンツも特徴付けています。さらに、将来的には音楽産業における新しい支払いモデルの導入を目指し、JASから「Hi-Res Audio」認証を取得しています。
音楽の質を重んじ、ユーザーが真に楽しむことのできるサービスを提供するQobuzの新しいディスカバリーページ。これからの音楽体験に期待が高まります。