警察庁特別防犯支援官 吉原朝馬氏の落語披露
2025年7月16日、福岡県庁舎で「第11回ニセ電話気づかせ隊推進委員会」が開催され、警察庁特別防犯支援官の吉原朝馬氏が新作落語「詐欺に喝(勝つ)!2」を披露しました。この試みは、特殊詐欺に対する知識を広め、その防止策を面白おかしく伝えることを目的としています。
落語を通して理解する特殊詐欺の手口
新作落語では、数々の最新の特殊詐欺の実例が取り上げられています。中でも特に注意が必要な手口として、国際電話番号を使っての詐欺が挙げられます。この手口では、相手の画面に東京03で始まり110で終わる警察署の番号が表示されるため、受け取った側が警戒心を失ってしまう可能性があります。また、LINEを使った詐欺も紹介され、警察官を装ってのビデオ通話を通じて個人情報を引き出そうとするケースが報告されました。これらの手口を知ることで、参加者は特殊詐欺のリスクを身近に感じることができたのではないでしょうか。
笑いを交えて学ぶ
吉原氏の落語は、硬い話題をユーモアを交えて伝えることで、参加者にとって非常に分かりやすい内容となっています。笑いの中に潜む警戒心の必要性は、詐欺防止の重要なメッセージとなったのです。最後には、国際電話利用休止の具体的な方法に関する話があり、参加者たちにその申請を促しました。
国際電話利用の休止方法
国際電話の利用を休止したい場合は、国際電話不取扱受付センターに連絡をする必要があります。詳細は以下の通りです。
- - 電話番号: 0120-210364(通話料無料)
- - 取扱時間: 平日午前9時から午後5時まで
- - 自動音声案内: 平日、土日祝の24時間対応
このような取り組みを通じて、福岡県での特殊詐欺防止活動がさらに推進されることを期待しています。