財務戦略の新たなバイブル『FP＆Aのすべて』日本上陸

財務戦略の新しいバイブルが日本に上陸

ビジネスの世界が急速に変化する中、企業が生き残るためには柔軟かつ戦略的なアプローチが求められています。そのために不可欠な役割を担うのがFP&A（ファイナンシャルプランニング＆アナリシス）です。著者のジャック・アレクサンダー氏が書いた『経営管理・ファイナンス部門のためのFP＆Aのすべて』は、まさにそのための指南書として位置づけられています。

FP&Aの役割と重要性

FP&Aとは、企業の経営や事業の意思決定を支えるための分野であり、分析、予測、計画策定、業績報告を通じて経営者を補佐する重要な業務です。特に近年では、CFO（最高財務責任者）の直下にFP&A部門が設定され、外資系企業での位置づけが確立されつつあります。その一方で、日本企業ではこれまでその役割が独立しておらず、経営企画部門や社長室がその機能を担ってきました。

しかし、CFOの役割が一般化する中で、FP&Aの重要性に対する認識が高まり、富士通やNEC、資生堂など多数の企業がFP&Aの専門部署を設け始めています。本書はそんな流れの中で、FP&Aの知識を深めるための貴重な教材です。

本書の特長

本書はアメリカで「FP&Aのバイブル」として称賛を得ている実務書であり、基礎から応用まで網羅しています。特に実践的なケーススタディを豊富に含んでおり、理論を具体的な業務にどう応用するかを学ぶことができます。

目次の一例

- 第1部基本事項および重要なFP&Aの機能

- 1章 FP&Aとパフォーマンス管理
- 2章会計財務の基本

- 第2部パフォーマンス管理

- 7章ビジネスのパフォーマンス管理
- 8章ダッシュボードとKPI

- 第3部事業予測・計画

- 12章将来見通しと計画
- 13章予算策定、事業計画、収益予測

このように、多岐にわたる内容が詰め込まれており、単なる計数管理を超えたスキルの習得が可能です。これにより、グローバルな舞台で通用する真のプロフェッショナルとしての道を歩むことができるでしょう。

著者と監訳者のプロフィール

著者のジャック・アレクサンダー氏は、コンサルタントや作家として名高い存在であり、FP&Aに関する実務経験を豊富に持つ専門家です。そのアプローチは、企業に具体的な価値を提供することをフトにしています。監訳者の鷲巣大輔氏も、FP&Aに関連する豊富な経験を有し、大学で教鞭を執る傍ら、多くの企業に対してプロフェッショナルとしての視点からアドバイスを行っています。