能登ヒバのクラシックギターで再生のメッセージを発信
2025年9月23日、FMラジオ番組『レコレール』が特別回「Sound of the Forest」を放送します。この回では、村治佳織が登場し、前例のない能登ヒバを使ったクラシックギターの生演奏をお届けします。
この祝日スペシャルは、昨年の豪雨災害から1年を振り返る内容となっています。能登地方はその影響で多大な被害を受け、特に林業業界は苦境に立たされています。能登ヒバを代表とする木材の生産量は減少し、林道も崩れ去り、復旧には時間がかかっています。
しかし、そんな逆境の中で、石川県の木材流通企業フルタニランバーの古谷隆明代表と、(有)河野ギター製作所の君島聡が新たなプロジェクトを立ち上げました。それが、能登ヒバを用いたクラシックギターの製作です。このプロジェクト「ATENOTE(アテノオト)」は、自然の音色を活かしつつ、能登の森との共生を目指しています。
このプロジェクトに参加したのが、人気クラシックギタリストの村治佳織です。彼女はCOLDPLAYとのコラボレーションでも話題となり、約7年ぶりに新アルバム「エターナル・ファンタジー」を来月リリース予定です。村治は、能登ヒバを使ったギターでの実演に挑み、その音色が持つ独自の魅力を語ります。
能登ヒバは、その香りからリラックス効果があることで知られています。この楽器が奏でる「森の音」は、音楽を超え、地域再生への希望を象徴するものとなります。特別なギターの音色が如何に心を動かすかを、ぜひラジオで体験してみてください。
この特別番組は、11局以上のJFN系列で全国放送されます。また、radikoを利用すればタイムフリーで聴き直すことも可能です。この映像音源を通じて、能登の美しい自然と、そこに生きる人々の想いを感じ取ることができるでしょう。
放送詳細
- - 番組名: 『レコレール Holiday Edition ~Sound of the Forest~』
- - 放送日時: 2025年9月23日(火・祝)13:30~15:55
- - 放送局: JFN系列28局
- - 関連リンク: 番組HP
リスナーの皆様には、能登ヒバのギターから流れる特別な音楽と、その背景に隠された物語にぜひ耳を傾けていただきたいと思います。このプロジェクトが、地域の復活の第一歩となることを願いつつ、聴く準備を整えましょう。