DLEが新アニメ事業「オルタナティブ・アニメ」を始動！低コストでの制作を実現

DLEが新たなアニメ事業「オルタナティブ・アニメ」を発表

株式会社ディー・エル・イー（以下、DLE）が新しいアニメ事業「オルタナティブ・アニメ」をスタートさせると発表しました。この事業は、テレビ放送やオンライン配信を目的とした30分のアニメシリーズを、DLEの技術を駆使して低コストかつ短納期で制作することを目指しています。

アニメーション制作の新たな道を切り開く

アニメビジネスは、近年世界的に活況を呈しており、日本国内では多くのアニメ制作スタジオが制作に追われる日々を送っています。これにより、作品の完成が4～5年先になることも珍しくなくなっています。DLEは、この状況を打破するために「オルタナティブ・アニメ」事業に取り組むことを決定しました。

今回の新事業では、Adobe Animateを使用し、ミドルクオリティのアニメーションを制作します。これにより、原作が旬のうちに制作し、公開が可能となり、ビジネスの成功の可能性を高めることが期待されています。

スピンオフ作品「野原ひろし昼メシの流儀」

「オルタナティブ・アニメ」の第一弾として発表されたのは、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のスピンオフ作品『野原ひろし昼メシの流儀』です。この作品は、2025年10月からBS朝日で毎週金曜日に放送予定です。

作品概要

- 放送開始時期：2025年10月より
- キャスト：野原ひろし役に森川智之が決定
- 制作スタッフ：監督に西山司、シリーズ構成は森ハヤシが務めます。脚本は森ハヤシとモラルが担当、キャラクターデザインは山脇光太郎が手がけます。音楽は多田彰文が担当します。
- 原作：『野原ひろし昼メシの流儀』は、臼井儀人によるキャラクター原作と、塚原洋一による漫画が基になっています。
- アニメーション制作：この作品はDLEが制作し、シンエイ動画が協力しています。

DLEの会社概要

DLEは、さまざまなコンテンツの開発を手掛ける総合エンターテインメント企業で、東京ガールズコレクションなどの商標権を獲得し、幅広いビジネスを展開しています。証券コード3686でトレードされているこの会社は、2021年に朝日放送グループの仲間となり、最近では海外ビジネスの強化にも取り組んでいます。

新たに展開される「オルタナティブ・アニメ」によって、アニメ業界の新しい風が吹くことが期待されます。DLEがどのような作品を生み出すのか、今後の展開に注目です。