東京文化会館の舞台裏に潜入!
2023年6月14日、東京文化会館で行われたバレエ『ジゼル』の公演後、会員限定のバックステージツアーが開催されました。このイベントは、株式会社recriが運営する「チケットのサブスクrecri」が主催し、東京文化会館の裏側をプロの解説と共に巡る特別な機会となりました。今回はこのツアーの模様をレポートします。
バレエ『ジゼル』鑑賞
ツアーはまず、recriから届いたチケットを使って、名作『ジゼル』を鑑賞することから始まりました。主演のダンサーたちが織り成す繊細な演技と美しい舞台セットで、観客はその世界観に引き込まれます。バレエファンにとって、これ以上ない贅沢な時間のスタートです。
バックステージツアーが始まる
バックステージツアーの案内役として、牧阿佐美バレヱ団のプロデューサー岩永智博氏が参加しました。オペラ、バレエ、オーケストラに精通する岩永氏の豊富な知識をもとに、劇場内のさまざまなスポットを巡ります。ツアー参加者たちは、普段は体験できない劇場の裏側に胸を躍らせました。
オーケストラピットを見学
オーケストラピットとは、バレエやオペラ公演の際に演奏される場所です。普段は客席から見えないこの空間では、オーケストラがダンサーの演技や物語の進行に合わせて演奏しています。参加者はその内部を上から覗き、設計の秘密や舞台機構との一体感を学びました。
舞台訪問での体験
次に舞台上を訪れる機会があり、ダンサーたちの余韻を間近で感じました。舞台のセットや「バトン」と呼ばれる装置を観察し、普段求められる視点で舞台を眺めることで、ダンスの奥深さや臨場感を実感しました。
舞台袖の歴史
次に訪れたのは舞台袖。ここでは、国内外のオーケストラやバレエ団のサイン入りポスターが飾られ、過去にこの場所を訪れたアーティストたちのサインがギッシリと壁を飾ります。東京文化会館熟成の60年の歴史を感じる瞬間でもありました。
舞台の真下を探検
最後に、舞台の真下に位置するオーケストラピットの入り口にも潜入しました。ここからは「奈落」と呼ばれる空間が覗け、東京文化会館が誇る音響の秘密に触れることができました。特に「反響板」の観察は、音響に興味がある参加者にとって大変貴重な体験です。
大規模改修工事に向けて
東京文化会館は1961年に開館し、それ以来多くの文化イベントを支えてきました。しかし、2026年5月から約2年間の大規模改修工事が予定されています。改修方法や工事後の展望に期待が高まります。
まとめ
「チケットのサブスクrecri」によるバックステージツアーは、劇場ファンにとってまさに夢のような体験でした。日常の舞台背後にあるクリエイティブな世界を知り、さらなるエンターテインメントの理解を深める刺激的な時間となりました。今後もこのようなイベントに参加したいと思います。再び改修後の東京文化会館での体験が待ち遠しいです。