次世代広告戦略の発表
2025-10-27 11:52:08

博報堂がThe Trade Deskと提携、次世代の広告戦略「AaaS with TTD」を発表

博報堂がThe Trade Deskと提携、次世代の広告戦略「AaaS with TTD」を発表



広告業界の変革が進む中、株式会社博報堂は、Californiaに本社を持つThe Trade Deskとの提携を発表しました。この提携により、国内初となる新しい広告ソリューション「AaaS with TTD」が誕生しました。この革新的なプラットフォームは、テレビの実視聴データとデジタル広告の実接触データを統合し、より効率的で効果的なマーケティングを実現します。

コンバージョンを高める広告パスの可視化



新ソリューションの第一弾機能として、広告接触の効果をデータを通じて徹底的に分析することが可能になりました。特に、顧客がコンバージョンに至るまでの最適な広告接触の順序や回数を明らかにすることができます。この分析により、例えば「テレビCMを見た後にデジタル広告に接触した場合、コンバージョン率が上がる」といった具体的なデータを提供します。この情報は、広告キャンペーンの設計をより戦略的に行う助けとなるでしょう。

ナーチャリング効果の測定



「AaaS with TTD」では、広告接触によるナーチャリング効果も重要な焦点です。異なるコンバージョンポイント、例えば「LP来訪」、「商品検索」、「購入・契約」などを設定し、これに基づいて顧客の購買意欲や関心がどのように変化するかを数値で可視化します。これにより、顧客がどのような経路でファネルを移動していくのか、どの広告が効果的かを明確にすることができます。

デジタル広告の複雑化とその対応



最新のテクノロジーにより、広告の仕組みは年々複雑化しています。とりわけ、コネクテッドTVやプログラマティック広告の普及が著しい中、膨大なデータをいかに有効活用するかが重要な課題となっています。博報堂は、このような環境において次世代型モデル「AaaS」を提唱し、広告効果の最大化に貢献してきました。

一方、The Trade Deskも分散人工知能(DAI)を搭載した新プラットフォーム「Kokai」を提供し、広告主へのさらなる価値提供を実現しています。「Kokai」では、オーディエンスベースの広告販売や、プレミアム広告在庫へのアクセスの向上、さらに効果測定の革新により、より高いメディアバイイングが可能となります。

持続可能な広告コミュニケーションの追求



今回の「AaaS with TTD」は、博報堂の豊富なメディアビジネスのノウハウとTTDの高度なデータ解析技術を融合させて成功したプロジェクトです。今後も両社は協力し合い、一貫性のある広告コミュニケーション戦略を追求していくでしょう。

このコラボレーションによって、広告主はどのように事業目標を達成するのか、そして広告効果を最大化するためにどのような新たな手法が生まれるのか、ますます注目が集まります。これからも広告業界の波に乗り、進化を遂げる両社の動向から目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: AaaS 博報堂 The Trade Desk

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。