Nao’ymt、25周年プロジェクト第11弾『皆既』を発表
音楽家のNao’ymtが記念すべき25周年を迎え、23年のキャリアを集大成するプロジェクト『矢的直明2025』が展開されています。その中で、第11弾にあたる楽曲『皆既』が2025年11月1日に配信されることが決定しました。「皆既」というタイトルは、全てが影に覆われても、信念を持って光に立ち続ける意思を象徴しています。
この新曲は、実力派アーティストである三浦大知とのデュエット作品であり、二人の深い歴史が随所に織り込まれています。2008年に『Inside Your Head』で初めてのコラボレーションを果たし、2018年には『球体』をともに作り上げた二人が、この瞬間を迎えることに感慨深さを感じざるを得ません。
サウンドとプロダクション
『皆既』のサウンドは、BPM64の静かで低速なうねりが特徴です。静謐なヴァースからサビにかけての展開がダイナミックで、ストリングスやハイブリッドなドラムが作り出す楽曲の厚みが、一層の緊張感を生み出しています。ファースト・ヴァースはNaoが担当し、セカンド・ヴァースでは三浦が歌い上げ、サビで二人の声が重なるたびに高まる感情が聴く者に迫ります。
特にブリッジ部分からのアドリブの掛け合いは、二人のパフォーマンスに魂が込められていて、聴く者を引き込む力があります。これまでのキャリアを感じさせる、彼らの息の合ったパフォーマンスは圧巻です。
プロダクションはNao’ymt自身が手がけており、世界的なマスタリングエンジニアであるDave Kutchがマスタリングを担当しています。曲全体を通じて、完成度の高さを感じさせる仕上がりとなっており、2025年に向けた物語を力強く進める一曲です。
歌詞のメッセージ
楽曲の英詞には「All eclipsed」というフレーズが含まれ、光と影、終わりと始まりをテーマにしています。「Raise your head high / Stand in the light / Hold what matters most」と歌われるこのメッセージには、希望や勇気が込められており、聴く者に新たな力を与えることでしょう。
Nao’ymtと三浦大知のアーティストとしての歩み
Nao’ymtは東京都千代田区出身であり、作詞・作曲・トラックメイクを手がけ、多くのアーティストに楽曲を提供してきました。その影響力は計り知れず、特に三浦大知との関係性は特別なものです。三浦は枠を超えた才能を持ち、観客を魅了する圧倒的なパフォーマンスを提供し続けています。これまで007の映画や、ゲーム音楽にも挑戦し、音楽シーンの最前線を走り続けています。
最後に
『皆既』はNao’ymtの25周年プロジェクトにおける重要なマイルストーンです。三浦大知とのデュエットという形式と、そのユニークなサウンド、さらには深いメッセージが詰まったこの楽曲は、多くの人々に響くことでしょう。音楽を通じて、希望や愛、そして新たな始まりを感じることができる作品です。11月1日の配信が待ち遠しい限りです。