写真家・幡野広志が贈る新刊『ポケットにカメラをいれて』の魅力とは？

幡野広志が新たな視点を提供する最新刊

2025年5月21日に、著名な写真家・幡野広志さんの新刊『ポケットにカメラをいれて』が出版社・ポプラ社から発売されます。この本は、写真と自己理解を深めるための100の言葉を紹介し、さらに11本の書き下ろしエッセイと48枚の美しい写真が収録されています。

「写真」との向き合い方

幡野さんは、自身の過去の著書やインタビューを通して、写真がどれほど自己理解につながるかを強調しています。彼は、「写真を撮る行為は、自分自身が何を好きで、どのように生きたいかを示す重要な手段である」と述べています。新しい本では、写真を介して自己探求を促すための具体的で実践的な言葉が並んでいます。

主なメッセージ

幡野さんが選んだ100の言葉は、自己表現やクリエイティビティを高めるための非常に有用な指針です。例えば、SNSでの「いいね！」に惑わされず、個人の視点から写真を撮る重要性に触れています。「他人のマネをしないことで、オリジナリティのある作品を生むことができる」というメッセージは、特に今の時代において重要です。

自分を大切にする写真

幡野さんは、スマートフォンの写真を振り返ることで、自分が本当に好きなものを見つけられると述べます。「嫌いなものを撮る人はいない」という彼の言葉には、自分の感情や好みを大事にする姿勢が表れています。このアプローチは、ただ単に技術を学ぶのではなく、自分自身に向き合い、感情を写真に表現するための手助けとなるでしょう。

身近な場所での新しい視点

「八王子にいてもパリにいる気分で」との表現は、身近な環境を新鮮な視点で見ることの大切さを示しています。日常生活の中にある美しさを発見することで、自分の住む場所を再評価することができ、より豊かな写真生活を楽しむことができるのです。

人生経験が写真に活かす

幡野さんは、写真とは無関係な経験が自身の作品にどう繋がっていくのかを詳しく解説しています。「映画や本、さらには日常の小さな出来事も、自分の写真表現を豊かなものにする」と彼は強調します。この考えは、写真を単なる視覚的な記録にとどまらせず、深い意味を持たせるものとなっています。

トークイベントも開催予定

本書の刊行を記念したイベントも計画されています。5月27日に青山ブックセンター本店で行われるトークイベントでは、幡野さんと著名な編集者・永田泰大さんの対談が行われます。二人の豊かな経験が、写真や文章にどのように影響しているのかを知る貴重な機会です。参加者にはサイン会も予定されており、ファンにとっても楽しみなイベントとなるでしょう。