新Linux教科書登場
2025-09-16 13:59:32

新登場!Linux学習教材の改訂版『Linuxシステム管理標準教科書 Ver.2.0.0』が発表

特定非営利活動法人LPI-Japanが、Linuxを学ぶための新しい教材『Linuxシステム管理標準教科書 Ver.2.0.0』を発表しました。この新版は、2025年9月16日にリリースされ、Linuxシステムの運用管理を徹底的に学ぶために設計されています。

新教科書では、初心者でも独学しやすいように内容が簡潔に restructured されています。実習を中心に構成され、特にユーザーやファイル、ディレクトリの管理、さらにはWebサーバーの動作などを通じて、基本的な運用管理技術を習得できます。これにより、学習者は実践的な知識を獲得しやすくなっています。

また、本教材はオープンテクノロジーの開発スタイルに則り、LinuC Open Networkコミュニティが中心となって開発されています。具体的には、Markdown形式で原稿を公開し、コミュニティメンバー間でレビューや意見交換を行い、透明性の高いプロジェクトとして進められました。これにより、よりオープンな環境での教材制作が実現しました。

教科書には『LinuCレベル1』や『LinuCレベル2』の学習に役立つ基本知識も含まれており、IT技術者を目指す方々にとって非常に有用です。2024年から始まった教科書の全面改訂プロジェクトの一環として、より分かりやすい内容に洗練し、最新のLinuxディストリビューションに対応しました。

提供形式は、PDF版およびePub版が無料、Kindle版は300円で提供され、印刷版は2,200円の価格で予定されています。特にPDF版とePub版はどなたでも無料で利用できるため、Linux学習に興味がある方にはうってつけの教材です。

教科書のテキスト構成は、次のようになっています:
1. ユーザーとグループの管理
2. ネットワークの管理
3. サービスの管理
4. ファイルシステムの管理
5. システムのメンテナンス
6. トラブルシューティング

今回の改訂では、実務上不要とみなされる項目は削除され、簡潔で理解しやすい構成が目指されました。また、最新の環境に対応した具体例が多数収められており、特にAlmaLinux9.6を使用した解説が新設されました。これにより、学習者はより実務に即した内容を学ぶことができます。

この改訂作業は、LinuC Open Networkのプロジェクトリーダーである宮原 徹氏の指導の下で行われ、多くのメンバーが意見交換や構成検討に参加しています。宮原氏は、「この教科書を通じて、Linuxに興味を持つ全ての人々に質の高い情報を提供し、ぜひコミュニティに参加してほしい」と語っています。

今後もLPI-Japanはコミュニティの声を大切にし、必要に応じて教科書の改訂を行い続ける方針です。Linuxを学ぶ皆さんにとって、学びの一助となる内容となるでしょう。興味がある方は、ぜひ公式サイトを訪れて、教科書を手に取ってみてください。


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