LINEを活用した新しいオーディション管理システム「AUDITIONIST」
近年、デジタル化が急速に進むエンターテインメントの世界において、特に若者のコミュニケーション手段がSNSやLINEにシフトしていることに注目したのが、アミューズです。国内のエンターテインメント企業で初となる、LINE連携のオーディション管理システム「AUDITIONIST」が誕生しました。このシステムは、応募者と選考者の間での円滑なコミュニケーションを実現することを目指しています。
「AUDITIONIST」の誕生秘話
アミューズの新人開発部門では、従来のメールを使った応募方法に代わり、より若い世代に親しみやすい仕組みを求めていました。その結果、「SNSやLINEを利用した応募や選考連絡が求められている」という要望が高まり、当社で開発が始まりました。これにより、オーディション選考のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進むことになりました。
清水氏は、「当社の調べによると、LINEでコミュニケーションが完結するオーディション管理システムは国内初です」と語ります。特に、大きな利点となるのは、複数人が同時にシステムにアクセスし、選考プロセス全体をオンラインで完結できる点です。これにより業務の効率化が図られました。
「AUDITIONIST」は、現在開催中の「AMUSE Audition 2025-26」や「Brightオーディション2025」、さらに小学館の「ちゃおガールオーディション」など、いくつかのオーディションでも活用されており、エンターテインメント業界で大きな需要を呼んでいます。
未来ボックスとアミューズのシナジー
「AUDITIONIST」は、アミューズグループの一員である株式会社未来ボックスによって開発されました。未来ボックスは2022年7月にアミューズグループに参画し、エンターテインメント分野のDXに取り組んでいます。
志賀代表は、エンターテインメント関連の業務ニーズを把握できることが、グループの強みとなると述べ、「多くのエンタメ業界の方々がこのシステムを利用する未来を目指したい」と熱く語ります。清水氏も「新人の育成やアーティストマネージメントなど、現場が本来の仕事に集中できる環境づくりを進めていきたい」とDX推進への意欲を示しました。
「AUDITIONIST」の今後の展望
現代のオーディション選考において、デジタル化は不可避な流れです。「AUDITIONIST」は、今後ますます多くのオーディションで導入され、若い才能の発掘を加速させることでしょう。また、未来ボックスの技術力を活かし続けることで、さらなるサービスの拡充も期待されます。
この新しいシステムの開発背景や具体的な機能についてさらに詳しく知りたい方は、アミューズの公式サイト「TOPICS」にて最新情報をご覧ください。
参考リンク