Z世代の理解を超えたリーダーシップとは？海藤美也子の新たな挑戦

WILLSORT株式会社の代表である海藤美也子氏が、8月14日(木)に発刊した著書『Z世代を戦力にするリーダー力』を記念して、Z世代の育成に焦点を当てた二つの対談イベントを開催しました。8月27日には戸板女子短期大学で現役大学生とのパネルディスカッションを行い、9月4日にはエール株式会社の櫻井氏と対話を通し、リーダーシップについての見解を深める機会を提供しました。

第一部：海藤美也子と現役Z世代の対談

8月27日のイベントでは、海藤氏と戸板女子短期大学の学生たちが対話を行い、彼らの「働くこと」についての考えを共有しました。このパネルディスカッションには、企業の人事担当者や採用担当者を含む約20名が参加。学生たちがどのように働く意欲や価値観を持っているかを知るための貴重な場となりました。

特に注目を集めたのは、学生たちが「気合いで全てを頑張るのではなく、自分の関心を持つことに力を注ぎたい」と考えている点。これは、以前の世代と異なる傾向を示しており、海藤氏は「共通点を見出すことが大切」と強調しました。若手の要望に耳を傾け、共感し合うことで、健全な職場環境が生まれることが期待されます。

第二部：櫻井氏との対談

続いて行われた9月4日の出版記念パーティでは、櫻井将氏との対談を通し、対話の重要性が語られました。櫻井氏は「聴くこと」の価値を重視しており、相手を理解するためには無意識的に情報を耳に入れるだけでは不十分だと述べました。海藤氏と櫻井氏の談笑が繰り広げられる中、参加者たちもその意義を強く感じ取ったようです。

Z世代を「可能性の塊」として捉える

海藤氏は、自身の経験からZ世代を「分からない世代」ではなく「可能性の塊」として見るべきだと語っています。リーダーシップのスタイルを少し変えるだけで、彼らは強力なサポーターとなり得ると確信しています。コミュニケーションのスタイルや価値観を理解し、共通点に注目することが、Z世代との信頼関係を築く大きなカギとなると考えられます。

今後は、海藤氏が自身の経験を通じて、より多くの業界に貢献できることを目指しています。彼女の活動は、単にZ世代を育成するためだけでなく、全ての世代にとっての理解を深め、共存する社会を築く一助となるでしょう。