U-NEXTが世界の視聴者に向けて日本の良質なドラマを配信
株式会社U-NEXT(東京都品川区)が、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)と提携し、日本のコンテンツを世界中の視聴者に届ける新たな取り組みを開始することを発表しました。このプランは2025年下半期から始まり、アメリカ、ブラジル、東南アジアを中心に展開される予定です。今回の発表は、U-NEXTが関与する大規模な国際的なメディア発信において画期的な一歩を踏み出すことを意味します。
第1弾作品のラインナップ
第1弾となるのは、TBSと韓国の制作会社STUDIO DRAGONとの共同制作による『初恋DOGs』、現在放送中の『イグナイト -法の無法者-』、テレビ東京製作の『夫よ、死んでくれないか』、さらには『スペシャルドラマ「グランメゾン東京」』を含む、合計10作品が選ばれました。
これにより、世界中のMaxユーザーが高品質な日本のコンテンツにアクセスできるようになることが期待されています。特に、ドラマは視聴者の興味を引きつける重要な要素であり、継続的に視聴されることで新たなファンを獲得する機会が増えます。
U-NEXTとWBDのパートナーシップ
U-NEXTは2024年9月19日にWBDと独占パートナーシップ契約を締結しました。この提携により、U-NEXTは世界中で1億2230万人の会員を持つMaxとの連携を通じて、日本の優れたストーリーや才能を紹介する絶好のチャンスを得ました。特に日本文化に対する国際的な関心が高まる中、日本のドラマコンテンツを海外多数の視聴者に届けることが重要なテーマとなっています。
制作・配信関係者の期待の声
この発表に際して、関係者は次のようにコメントしています。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのプレジデント・APAC、ジェームズ・ギボンズ氏は、U-NEXT内でのサービス開始によって日本の視聴者から高い支持を受けており、次のステップとして海外視聴者に価値を提供できることに期待を寄せています。さらに、TBSホールディングスの執行役員、瀬戸口克陽氏は「特に『初恋DOGs』は国際的な注目を集めている」と述べ、海外への展開を喜んでいます。
テレビ東京の国際事業室長、堤寛氏も、「うちからは3作品を全世界へ配信する」と語り、新たな挑戦への意欲を示しました。また、U-NEXT社長の堤天心氏は、「この度の世界配信を通じて、日本の良質なコンテンツを発信し続ける」と強調し、今後の展望についても言及しています。
U-NEXTとは
U-NEXTは、見放題作品数No.1を誇る動画配信サービスで、映画、ドラマ、アニメなど36万本以上が楽しめ、さらに118万冊以上の漫画や書籍も配信しています。2023年7月にはParaviとサービスを統合し、より多様なコンテンツを提供する体制を整えました。このような取り組みにより、日本コンテンツの魅力をさらに広め、国際的な視点からも楽しめるエンターテインメント体験の提供を目指しています。
まとめ
今後もU-NEXTとWBDは、日本の良質なコンテンツを継続的に配信し、さまざまな国・地域の視聴者に向けたサービスを展開していく予定です。これにより、日本のドラマが国際的に評価される機会が増え、多くの人々に愛される作品として成長することを期待しています。続報にもご期待ください。