初の本格児童書『コボックとふしぎな虫の樹』が発売!
作家で文化昆虫学者の篠原かをりが、8月19日に初の本格的な児童向け小説『コボックとふしぎな虫の樹』を刊行します。この作品は、累計660万部を超える人気シリーズ『昆虫最強王図鑑』や、週刊少年ジャンプ連載中の『アニマルシグナル』など、多くの知名度を誇る作品を手掛けてきた篠原さんが新たに挑むものです。
本書では、「人の願い」と「虫の力」が一つの舞台で交錯します。物語は、樹齢100年を超える桑の木がある学校を舞台に、願いを叶えてくれる昆虫の存在に迫ります。主役のコボックは、その願いを守る新人の守り人として活躍し、様々な虫たちとともに子どもたちの願いを叶えるために奮闘します。
ミステリーの要素と昆虫の生態
「もしも、願いを叶えてくれる虫がいたら……」という想像から始まり、物語はまた新たなミステリーへと進んでいきます。コボックが昆虫たちとともに、願いを叶えようとする一方で、彼らには守らなければならないルールも存在します。約束を破ると虫は「害虫」に変わってしまうのです。
この害虫化の事件をきっかけに、幼なじみの3人が「むし部」を結成し、学校で起こる様々な不可解な事件を解決しようと奮闘します。昆虫たちの生態を交えながら展開されるストーリーには、子どもたちの好奇心を刺激する要素が満載です。
さまざまな願いを虫が叶える
物語には、それぞれ異なる願いを持つ子どもたちと、彼らの願いを叶えるために奮闘する虫たちが登場します。例えば、「誰にも見られたくない」という願いには擬態が得意なナナフシを、「努力しないでも得をしたい」という願いにはチャンスを運ぶアリジゴクを配しています。これにより、実在する昆虫の特性が活かされ、読者は物語を通じて自然の不思議に触れることができます。
約束の大切さを考えるきっかけに
コボックは、「虫たちは約束を破らないのに、人間はどうして破ってしまうのだろう?」という疑問をもちます。この問いかけは、読者に対して約束を守ることの重要性や、人間の願いがどのように成り立っているのかを考えるきっかけを提供します。
親子で楽しめる特徴
この作品は、選び抜かれた科学的な知識とエンターテインメントが融合し、子どもたちに楽しく昆虫を学ばせる内容となっています。各話の最後には「むし部調査ファイル」を用意し、登場した昆虫の詳しい情報を紹介。さらに全漢字にふりがなをつけているため、小学校中学年の子どもでもスムーズに読める工夫が凝らされています。
美しいイラストによる彩り
イラストは、こむぎさんによって描かれ、物語に華やかさを添えています。キュートなキャラクターたちが登場し、虫や読書に苦手意識を持つ子どもまで楽しんで読める内容となっています。
著者からのメッセージ
篠原かをりさんは、この作品を通じて「人の願い」と「虫の力」の深い関係を描いており、「この二つのテーマが今の地球にどのように影響を与えているか考えてほしい」と述べています。まさに親子で楽しみながら学べる新感覚の一冊です。
『コボックとふしぎな虫の樹』は2026年8月19日発売。お楽しみに!