讃岐うどんの人気チェーン、はなまるうどんが新たな挑戦をしています。それは、食品ロス削減を目指したクラフトビール「SANUKI 870 ALE」の発売です。この商品は、うどんの製造工程で発生する切れ端を原料にして作られており、持続可能な社会を目指す取り組みの一環として注目されています。
このクラフトビールの開発にあたっては、はなまるうどんと、神奈川県に本社を置く「Better life with upcycle」が手を組みました。Better life with upcycleは、使われることのない食品素材を原料にしたクラフトビールを製造しており、今回のプロジェクトでもその理念を活かしています。
「SANUKI 870 ALE」は、2026年6月25日より、34店舗限定で店内飲食向けに販売開始される予定です。各店舗の数量限定は48本のみであり、非常に希少な一杯となっています。この取り組みでは、食品ロス削減だけでなく、うどんの新しい使い方を提案することで、作り手の想いを込めた特別な体験をお客様に届けようという狙いがあります。
特に注目すべきは、うどんの切れ端を麦芽の代替として利用することで、ビールにも独特の風味を持たせている点です。職人たちの技術が集結したこのビールには、うどん由来のまろやかさと、複数のホップがもたらす柑橘や花のようなアロマがバランスよく調和しています。また、このビールは、はなまるうどんの天ぷらとの相性も抜群です。
「870」は、はなまるの語呂合わせであり、商品名には遊び心が感じられます。ビールのパッケージデザインも目を引くもので、中央にはうどんの「う」の文字が可愛らしく配置されています。このクラフトビールを楽しむことで、食事をしながら社会貢献につながる、そんな特別な体験を提供することを目指しています。
さらに、はなまるうどんでは、プロセスを経て余剰材料を使うことで、持続可能な未来を見据えています。うどんづくりの中で発生する余剰部分を有効活用することで、一層深い価値を見出しているのです。
このクラフトビールの魅力は、味わいだけに留まりません。飲み終えた後にも、持続可能な消費を意識させるストーリーが詰まっています。来る2026年の夏、特別な一杯を求めて、ぜひこの機会にはなまるうどんの店舗を訪れてみてはいかがでしょうか。666円という価格も、サステナブルな取り組みを考えると、高くはないのではないでしょうか。
「SANUKI 870 ALE」の誕生は、単なるクラフトビールの発売を超えた、新たな食品ロス削減の形を示しています。これからの飲食業界の在り方を考える上でも、多くの人にこのビールを知ってもらい、楽しんでもらいたいものです。しっかりとした味わいを持ちながらも、サステナブルな取り組みへの参加意識を芽生えさせる一杯となることを期待しています。