M-1への興味低下
2025-12-20 10:41:02

令和の高校生が見るM-1への興味の低下と現状分析

令和の高校生が見るM-1への興味の低下と現状分析



年末の風物詩ともいえる「M-1グランプリ」が近づく中、現役高校生の6割以上が今年の大会に関心を示していない現実が浮き彫りになっています。若者の価値観が変わりつつある中で、M-1の人気に陰りが見えるのはどうしてなのでしょうか?

昨今のM-1グランプリの出場者



今年の「M-1グランプリ2025」には史上最多となる1万1521組の出場者が集まりました。中でも決勝に進出したのはドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、めぞん、ママタルト、たくろうの9組。敗者復活から選ばれる1組を加えて、総勢10組が決勝戦で繰り広げる漫才バトルが期待されます。

高校生の関心調査結果



「ワカモノリサーチ」が行った調査によれば、今年のM-1グランプリに「興味がある」と答えた高校生は39.9%にとどまり、逆に「興味がない」と回答したのは60.1%でした。つまり、現役高校生の大多数はお笑いコンテンツに関心が薄いという結果が明らかになったのです。

お笑いコンテンツへの無関心



興味がないと回答した高校生の意見の中には、「お笑いが好きではない」といった理由が多数を占めていました。さらに、テレビ離れも影響していると見られ、「テレビが面白くない」とか、「そもそもテレビを見ない」という意見が多く見受けられました。これにより、M-1が放送されるメディアそのものを避けている高校生が増えてきているようです。

テレビ以外のコンテンツの魅力



近年、TikTokやYouTubeといった動画プラットフォームが若者に人気を博しています。多くの高校生が「TikTokを見ている方が楽しい」と口にしたことから、これら新しいコンテンツの存在がM-1の認知度に影響を及ぼしていることは明白です。若者たちは自らが参加できるコンテンツに魅力を感じており、これがM-1への興味のなさにつながっています。

お笑い芸人へのアレルギーも影響



お笑い芸人自体にも関心が薄いという声も多く聞かれました。「芸人の誰が出るかわからない」という声がその一例です。最近の芸人についての情報が高校生にとって疎遠になっていることが背景にあると言えるでしょう。「最近面白い芸人がいない」と感じる高校生が多いことも、M-1がもはや彼らの日常に溶け込んでいない理由の一つです。

興味を持つ高校生の声



とはいえ、今年のM-1に興味を持つ高校生も39.9%存在しています。彼らは「お笑いが好きだし、家族で楽しむ大切な時間」としてM-1を位置づけています。また、「毎年面白い人が出るから楽しみ」「年末の風物詩」としての側面も強く、様々な楽しみ方を見出しているようです。こうした意見を持つ高校生たちは、M-1の大会を通じて親子のコミュニケーションを深める機会にもなっているのです。

未来のお笑い文化に向けた課題



今回の調査結果は、お笑い文化にとって重要な指標となるでしょう。高校生たちがM-1に関心を持つ一方、テレビやお笑い芸人への関心が低下している現状は、新しいコンテンツ制作における重要な課題として捉える必要があります。今後のM-1やお笑い番組が若者とどのように向き合っていくか、その答えが求められる時代に来ていると言えるでしょう。

詳細は正式な調査結果をご覧ください|ワカモノリサーチ


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