益田ミリの新作『サトウさんの友達』が早くも重版決定！

益田ミリの新作『サトウさんの友達』が重版決定！

益田ミリの描き下ろし作品『サトウさんの友達』が、5月22日に全国の書店およびインターネット書店に登場しました。なんと、発売からわずか10日で重版が決まり、多くの読者や書店からの注目を浴びています。この作品は、彼女が手がけた「友達シリーズ」の第二弾であり、2022年に刊行された『ミウラさんの友達』の続編となります。

新しい人間関係を描いた物語

この新作では、ゲームに目覚めた主人公を通じて、現実世界の人間関係の変化を描いています。気づけば友達が減少しつつある若い世代。職場では居心地の悪さを感じる日々が続き、また、二人暮らしの母の健康に対する不安も交錯しています。そんな中、主人公はNintendo Switchの「あつまれどうぶつの森」と出会い、新たな世界が彼女の日常を少しずつ変えていく様子が描かれています。

空気を読みすぎない“新しい人間関係”が、主人公の成長にどのように影響するのか、物語を通してじっくり味わうことができます。この作品は、読者にとって共感を呼ぶポイントが多く、心温まる要素も盛り込まれています。

著者のメッセージ

著者の益田ミリは、「人はその時その時の支えを見出し、自分の人生を立て直そうと奮闘しています。そうした世界を描くことができたのではないか、と感じています」と語っています。彼女の言葉からは、作品に込められた思いが伝わってきます。人生の葛藤や友情、そして新しい出会いが本書の中心テーマであることが伺えます。

益田ミリのプロフィール

益田ミリは1969年に大阪府で生まれたイラストレーターで、数々の作品を手がけてきました。代表的な著書に、漫画『ミウラさんの友達』や『僕の姉ちゃん』、エッセイ集『永遠のおでかけ』などがあります。特に『ツユクサナツコの一生』では、手塚治虫文化賞短編賞を受賞するなど、その実力が高く評価されています。

また、彼女の作品は、時に深刻でありながらも心温まるユーモアが特徴で、幅広い読者層に支持されています。