エルメスの新展覧会
2025-10-02 14:30:47

エルメス財団が金属の魅力を再検証する新展覧会を開催

エルメス財団の新たな試み「メタル」展



2025年秋、エルメス財団が発表する書籍『Savoir & Faire 金属』に関連して、銀座メゾンエルメス ル・フォーラムで新たな展覧会「メタル」が開催されます。本展覧会は、古代から続く金属加工の技術やその文化的な背景について再考し、金属がもたらす多様な視点を提示します。

書籍『Savoir & Faire 金属』について



この書籍は、自然素材に注目した職人の技術を見直そうとする「スキル・アカデミー」の一環として刊行されます。前作の『木』および『土』に続くもので、金属の特性を深く探求しています。フランス語版を基に、日本語向けに専門家やアーティストのインタビューやエッセイが収められた内容となっています。また、著名な社会学者であるユーグ・ジャケが金属の特性として「両義性」を提唱しており、これが本展で重要なテーマとなります。

展覧会の見どころ



「メタル」展では、金、銀、鉄、真鍮など、金属の特性や歴史的背景を探求することを目的としています。人類の文明とともに歩んできた金属は、その加工技術が豊かに多様性を持つため、多くの文脈で解釈されてきました。展示では、エロディ・ルスール、遠藤麻衣子、榎忠の三名のアーティストが参加し、それぞれの視点から金属を探る作品を発表します。

アーティスト紹介



  • - エロディ・ルスールは、メタル音楽を記号論的に分析し、音楽と視覚芸術を融合させた作品を展開します。彼女は哲学や社会学なども視野に入れ、金属にその象徴性を与えます。
  • - 遠藤麻衣子は、日本古来の朱と水銀を用い、内外の象徴を問い直す映像作品を通じて、金属の持つ深い意味を創造します。
  • - 榎忠は、金属の廃材を使用したアートを通じて、環境や社会についての強いメッセージを発信し、作品に新たな命を吹き込む実践を行っています。

これらのアーティストたちの創作は、金属が持つ文化的、歴史的な側面を多角的に映し出し、観覧者に強い印象を与えることでしょう。

展覧会の詳細



「メタル」は、2025年10月30日から2026年1月31日の期間に開催され、入場は無料です。会場は銀座メゾンエルメス ル・フォーラムの8階と9階で行われる予定です。営業時間は午後11時から午後7時まで(入場は午後6時半まで)で、水曜日は休館日となっております。参加アーティストとの交流や、展覧会に関連するワークショップなども用意される可能性がありますので、訪れる価値は十分にあるでしょう。

まとめ



エルメス財団が推進するこの展覧会「メタル」は、金属という素材が持つ奥深い魅力を新たな形で探求する格好の機会です。金属が歴史の中でどのように役割を果たし、現代の社会にどのように影響を及ぼしているのか、ぜひその目で確かめに足を運んでみてはいかがでしょうか。


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