映像産業の革新実験
2025-09-17 14:48:35

NTT Digitalとビジュアルボイスが映像産業革新の実証実験を開始

NTT Digitalとビジュアルボイス、映像業界の新時代を拓く



株式会社NTT Digital(本社:東京都千代田区)と、株式会社ビジュアルボイス(本社:東京都渋谷区)は、映像コンテンツ業界における新たな流通管理基盤の構築を目指し、2025年秋より実証実験を開始します。この取り組みでは、NTT Digitalが持つDID(分散型識別子)およびVC(検証可能なデジタル証明書)技術を導入し、クリエイターおよびバイヤーの本人性および経歴を確実に証明することが求められています。

背景と課題


デジタル社会の進展に伴い、様々な業界で個人や組織の活動履歴や資格を正確に証明する仕組みが必要とされています。特に映像コンテンツ業界では、クリエイターや作品の権利情報に関する透明性が問題視されています。このような課題に対し、信頼性あるデジタル証明基盤が求められています。

実証実験の内容


本実証実験では、ビジュアルボイスが提供する「LIFE LOG BOX」という映像コンテンツ流通プラットフォーム上で、DIDおよびVC技術を利用し、クリエイターやバイヤーの経歴を証明するデジタル証明書を発行します。初動として、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (SSFF & ASIA)」における受賞者やノミネート者を対象に、実績を証明する証明書が発行されます。また、クリエイターの卒業証明書や、バイヤーの取引履歴も同様に証明され、クリエイターとバイヤー間の信頼性を高めることを狙います。

DID/VCシステムの概要


NTT Digitalが提供するDID/VCシステムは、証明書の発行、登録、管理を簡易に行えるAPIを提供します。ユーザーは各種証明書の申請や取得が可能で、証明機関側では申請の承認管理などが行えます。発行された証明書は、ユーザーのデジタルウォレットに保存され、証明書の提示や取引機能も搭載されています。

未来への展望


今回の実証実験を契機に、NTT Digitalは映像コンテンツ業界へのDID/VC技術の浸透を進め、更には他の業界にもその展開を加速させる計画です。人材や金融、小売業界における新たなユースケースについても、DID/VC技術を使った可能性を追求していく考えです。

このようにして、映像コンテンツ業界の透明性と信頼性を向上させる今回の取り組みは、今後も注目を集めることでしょう。新たな取引形態と安全な流通の実現に向けて、期待が寄せられています。


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