新しい投資スタイル「オーナー型株式投資」の魅力と書籍出版のお知らせ

新たな投資手法「オーナー型株式投資」のご紹介

2025年9月2日、農林中金バリューインベストメンツ株式会社の奥野一成氏が書いた書籍『武器としての投資 AI時代を生き抜く資産とキャリアの築き方』が出版されます。この書籍は、急速に変化する経済環境において、個人投資家がどのように資産を築いていくかを探求しています。

背景にある投資環境の変化

2024年から実施される新NISA制度の影響で、日本における個人投資家の数は増加しています。しかし、市場の変動に対する対応が難しく、短期売買を繰り返すことで含み損が生じたり、精神的な疲れを抱える方も少なくありません。本書では、こうした課題への新しいアプローチとして「オーナー型株式投資」を提案しています。

「オーナー型株式投資」とは、短期的な売買ではなく、企業価値を見極め「売らなくていい企業」に焦点を当てる投資スタイルです。これは著者が実際に運用するファンドで15年にわたり実証されてきた方法論にも基づいています。

書籍概要

本書は以下の内容で構成されています：

- キャリア戦略と資産管理：AIによって変わる職場環境において必要となる「資本家マインド」を育む必要性について考察。
- 労働者3.0：新たな時代に求められるスキルセット、つまり「決断力」「胆力」「共感力」について。
- 構造的に強靭な企業の評価：特定の基準を用いて、安定して成長する企業を見抜くためのチェックリストを提供。
- 実践的な投資手法：著者が運用する『おおぶね』の実例を用いて、投資のコツやビジネスモデルを分析。

この書籍の特徴として、著者が「投資とは企業のオーナーシップを持つこと」と捉える点があります。これにより、投資の本質について再認識させる内容となっています。また、本書を通じて投資家が企業価値の複利成長を享受できるように導きます。

著者プロフィール

奥野一成氏は、農林中金バリューインベストメンツの常務取締役であり、最高投資責任者（CIO）として長期の厳選投資を続けています。過去に出版した『教養としての投資』はベストセラーとなり、多くの読者に影響を与えています。テレビや新聞などのメディアにも多数出演し、わかりやすい投資解説で注目を集めています。

実績と活動

著者が手がけるNISA対象のファンド『おおぶね』は、特定の条件を基に「構造的に強靭な企業」への投資を行っています。このファンドは長期的な市場変動にも耐えうる企業を選定しており、投資家に安心感を与えています。また、月次で行われるメンバーズカンファレンスでは、奥野氏自らが運用状況を説明し、投資家とのコミュニケーションを大切にしています。