TVアニメ「DIGIMON BEATBREAK」 宮元宏彰監督インタビュー【前編】
2年ぶりに新作として登場するTVアニメ「DIGIMON BEATBREAK」。そのシリーズディレクター、宮元宏彰さんにインタビューを行い、その制作背景や作品への思いをお伺いしました。以下に、彼の言葉をもとに、作品の魅力や監督の考えを深掘りしていきます。
新しいデジモンを作りたいという強い思い
宮元監督はこの新作への思いをこう語ります。「新しいデジモンを作りたい」という企画が出た時から、彼自身もその情熱に共鳴し、今回のプロジェクトを引き受けることになったといいます。これまでのデジモンシリーズのファンだけでなく、新たにデジモンに触れる若い世代にも届けたいという意志が、彼の作品作りの根底にあります。
ターゲット層は、「小学生中心」から「10~20代」へとシフト。この世代に対しても魅力ある作品を作ることを目指しています。
監督としての距離感
宮元監督は、デジモンシリーズの中でも特に初代の『デジモンアドベンチャー』に深い印象を受けていましたが、自身はリアルタイムでのファンではなかったと述懐しています。そのため、「新しいデジモン像を考える柔軟さ」を持った人選がされたことが明かされました。
1クール目の手応え
1クール目の物語がひと段落した今、ようやく「ここからさらに面白くしていける」という手応えを感じているとのこと。物語の土台を作ることに重点を置いてきたと振り返り、視聴者にデジモンの事件やキャラクターをしっかり理解してもらうことに努めてきました。
新しいデジモンの成長する過程、特にトモロウとゲッコーモンの絆の深まりや、彼を取り巻くグローイングドーンの仲間との関係性が、監督として大切にしたいテーマです。
親密な関係性と言葉
宮元監督は、「デジモンと人間の関係性」を作品の核とし、パートナーのデジモンがいかに人間の心情に直結しているのかを表現することに尽力しています。新たな設定である「e-パルス」により、デジモンは人間の感情を反映する存在となり、トモロウの内面の葛藤がゲッコーモンによって具現化される様子を描くことが予感されます。
成長と進化の物語
監督は1クール目の集大成として、ゲッコーモンの進化回を大切に刺繍しています。進化はトモロウとゲッコーモンが信頼し合う過程であるべきだと話し、その魅力的なプロットが視聴者に深く届くことを望んでいます。
進化シーンには特別な思いが込められており、トモロウの兄との過去も関連づいて、彼自身が本当の意味で自分に向き合う重要な瞬間です。
音楽とキャラクターの感情
音楽に対しても強いこだわりを持ち、特に進化シーンで流れる楽曲がトモロウの感情を引き立てる要素として位置付けられています。今後も感情と音楽の結びつきが、作品の大きなピースになると確信していると語ります。
キャストとの強い結束
キャスト同士の絆についても触れられ、監督はアフレコ現場の雰囲気をファミリーと表現しています。作品に対する愛情が現場全体に広がり、トモロウやゲッコーモンの成長をより感じられる環境が整っています。
視聴者へのメッセージ
最後に、宮元監督からは視聴者へ向けて、1クールの振り返りと共に、今後の展開への期待が語られました。「トモロウとゲッコーモンが真のパートナーになるまでの過程をぜひ楽しんで頂きたい」と、次回以降の展開に向けた願いを語ってくれました。
まとめ
今回のインタビューを通じて、デジモンの新作「DIGIMON BEATBREAK」がどのように作られ、どのような思いが込められているのかを深く知ることができました。新たな絆と成長の物語に、多くの期待が寄せられています。私たちもその続きが楽しみです。