群馬県嬬恋村で海ノ民話アニメ「鎌原観音堂」学習会が開催されました！

群馬県嬬恋村でのアニメーション学習会

2025年3月22日、群馬県嬬恋村にて「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として、アニメーション「鎌原観音堂石段のものがたり」の学習会が行われました。主催は一般社団法人日本昔ばなし協会で、日本財団海と日本プロジェクトが共催しています。このプロジェクトは、地域の民話を通じて海との関わりや地域の大切さを次世代に伝えることを目指しています。

アニメ「鎌原観音堂石段のものがたり」について

アニメの舞台となる鎌原観音堂は、天明三年の浅間山の大噴火に際し、多くの地元住民の命を救った場所です。この歴史的な背景を基に、アニメは地域の人々の意識を深め、歴史を学ぶきっかけを提供することを目的としています。今回の学習会では、アニメ上映とともに地域の自然災害の歴史についての講義が行われました。

イベント当日の様子

参加者たちはまず、完成したアニメ「鎌原観音堂石段のものがたり」を観ることから始まりました。アニメの後、嬬恋郷土資料館の館長・関俊明さんが、ジオラマを使って当時の土石流について解説。続いて、参加者たちは徒歩で鎌原観音堂へ移動し、関さんから災害による石段の変化について興味深い説明を受けました。実際にカウンターとなる石段の残り具合に子供たちも驚きを隠せない様子でした。

資料館に戻った後は、再度アニメが上映されました。最初に見た時とは異なり、実際の歴史や現場を知ったことで、アニメの見え方が変わったと感じた参加者も多かったようです。この学びという機会は、地域の歴史を理解するための重要な要素であり、学習会には地域の方々を含む34名の参加者が集まりました。