飛鳥IIIでの新しい舞台芸術「KAGUYA」の魅力を探る

舞台芸術「KAGUYA」新たな航海の幕が開く

2025年7月20日に就航した新造客船「飛鳥III」では、オリジナルパフォーミングアーツ「KAGUYA −かぐや−」が正式に上演されています。この公演は、郵船クルーズ株式会社の手によるもので、際立つエンターテインメント空間での感動を提供しています。特に注目すべきは、この作品が最新のデジタル技術を駆使している点です。ホログラフィックスクリーンやLEDスクリーンを用いた美しい映像と、ダンスパフォーマンスを融合させたこの作品は、視覚と感覚を同時に楽しませる、新感覚のイマーシブパフォーミングアーツです。

「KAGUYA」は、平安時代に成立した「竹取物語」をモチーフにした作品です。月や竹林、天の川といった日本の情緒を感じさせる要素が、幻想的なストーリー展開の中で次々と描かれます。日本の美しさを深く掘り下げ、舞踊や美術と結び付けたこの作品は、観客を異世界へと誘います。

上演の概要

「KAGUYA」についての詳細な情報やビジュアルは公式サイトで確認できます。上演は「飛鳥III」のリュミエールシアターで行われ、約30分のロングラン公演が予定されています。年間で100回程度の上演が計画されており、クルーズスケジュールによって異なる演目が公開されることもあります。美しい日本の物語と最先端のデジタル技術が融合することで、観客たちは贅沢な時間を過ごすことができるのです。

プロデューサーとクリエイティブチーム

この素晴らしい作品を支えるのは、卓越したスタッフ陣です。総合プロデューサーの東山武明氏のもと、演出に山田淳也氏、振り付けにはMIWA氏が携わっています。また、映像や音響などのクリエイティブな部分には、長尾多佳紀氏や標葉千晴氏といった専門家が参加しており、それぞれの領域でのスキルを生かしたアートを生み出しています。

出演者の魅力

また、出演するダンサーたちも非常に多彩で、岸田ひなのや祐香といった人気のダンサーが名を連ねています。彼女たちのパフォーマンスは、全体の作品の質をさらに引き上げており、観客に深い印象を残します。クルーズの内容によっては異なるダンサーが出演することもありますので、毎回新しい発見ができるでしょう。

新たな時代の「飛鳥III」

「飛鳥III」は、総トン数52,265GTという日本最大の客船で、横浜を母港としています。全長230m、客室数381室、740人を収容できる豪華な造りで、次世代のクルーズ体験を追求しています。旅の中で日本文化を伝え、多くの芸術作品に彩られた船内は、この新造船ならではの魅力を放っています。

高級感あふれる「飛鳥III」での「KAGUYA」は、日本の伝統と最新技術が融合した贅沢なエンターテインメント。ぜひ、多くの人に体験していただきたいと思います。これからのクルーズライフにおいて、感動のパフォーマンスが繰り広げられることを心から期待しています。