完全保存版『Sports Graphic Number』1148号の発売について
文藝春秋が手掛けるスポーツ総合雑誌『Sports Graphic Number』の1148号が、2026年7月24日(金)に発刊される。この号では、北中米で開催されたサッカーの祭典、ワールドカップ2026の全貌を余すところなく掴んでいる。
この号の担当デスク、田村航平によれば、表紙にはアルゼンチン代表の象徴的存在、リオネル・メッシが登場。前号1065号ではトロフィーを掲げる彼の姿が印象的だったが、今号ではメッシの背中のみが写し出されている。この選択は、アルゼンチンが決勝でスペインに敗れ、連覇を果たせなかったことを表している。
メッシの人生は、子どもの頃に難病を乗り越えてきた特別なもので、バルセロナとの出会いが彼のキャリアを大きく変えた。藤坂ガルシア千鶴氏による考察では、メッシが流した涙の真相に迫っている。彼のフットボール人生が、この舞台でどのように完結を迎えるのか、その影響力が非常に大きい。
日本代表の中田英寿と伊東純也の対談も見逃せない。伊東選手はブラジル相手に逆転を許した悔しさを抱えつつ、中田さんに過去の強豪ブラジルとの激闘を振り返る。この二人の対話を通して、今後の日本サッカーの方向性が浮き彫りになっていく。特に強調されるのが、サッカーにおける「個の力」であり、ノルウェーのアーリング・ハーランド選手の活躍が象徴的だ。彼は独力で2得点を挙げ、ノルウェーを初めてのベスト8進出に導いた。その様子を伝えた著者、サイモン・マロックによる記述も興味深い。
スペイン代表は若きスター、ラミン・ヤマル選手がチームを引っ張り、16年ぶりの優勝を達成した。彼の表情には喜びとともにメッシを慕う感情が色濃く映し出されており、その関係性を松本宣昭氏が綴っている。
また、本号には全104試合のハイライトや選手たちの数々のドラマが詰め込まれており、読者にとっては必見の内容となっている。文藝春秋の自信作、完全保存版として手に取る価値は十分にある。W杯史上最多の48カ国が参加し、39日間の熱き戦いが織り成したストーリーを、ぜひ読者自身の目で体感してほしい。
発売日が待ちきれない『Sports Graphic Number』1148号。この号を通じて、サッカーファンはもちろん、スポーツ全般に興味がある人々にとっても新たな発見があることだろう。それぞれの名場面と、選手たちの心の葛藤をひも解く旅がここにある。