田口清隆監督が描く特撮映画の新たな章、別府で爆破シーン撮影
大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」で、2025年5月29日、特撮映画『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』の爆破シーン撮影が実施されました。このプロジェクトは、観光客の減少に苦しむ別府を映像の力で活性化させることを目的に、2021年に立ち上げられました。監督・脚本を務めるのは、気鋭の映画監督、田口清隆氏です。
別府短編映画プロジェクトの背景
新型コロナウイルスの影響で、観光業が打撃を受けている中、別府短編映画プロジェクトは、観光地としての魅力を再発信するために始まりました。30分前後の短編映画がリレー方式で制作され、その収益の一部は地元の共同温泉の改修に使われる予定です。このプロジェクトは、別府を舞台にした素晴らしい作品を通じて、地域の振興に寄与することを目指しています。
豪華キャストの登場
今回の映画では、前作『大怪獣ブゴン』に出演した青柳尊哉さんが続投。また、全日本プロレスの安齊勇馬選手や斉藤ブラザーズも新たにキャストとして加わり、特撮とプロレスの見事なコラボレーションが実現しました。
杉乃井ホテルは、このプロジェクトに賛同し、閉館予定の「中館」を撮影場所として提供。宴会場「璃宮」での爆破シーン撮影時には、取材に訪れたメディア関係者もエキストラとして参加。そのため大迫力の映像が生まれました。
監督のコメント
田口監督は、撮影を振り返り「杉乃井ホテルさんの協力で、大変派手な爆発を実現できました」と感謝の意を表明しています。
映画の概要と公開予定
『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』は、2026年春に公開予定です。物語は、全日本プロレスの選手たちが別府を訪れ、町で起こる未曾有の事態に巻き込まれていく様子を描いています。また、この作品は全国ミニシアターでも上映される予定です。
共演者たちの思い
メインキャストの斉藤ジュン選手と斉藤レイ選手は、爆破シーンの大迫力に興奮した様子で、「別府の地での爆発を楽しみにしていてほしい」とコメント。また、安齊選手も特撮とプロレスの融合について「派手なプロレスを見せたい」と意気込みを見せています。
未来への期待とサステナビリティ
杉乃井ホテルでは、健全な地域社会を支えるためにサステナビリティに取り組んでいます。今後も地元と共生しながら、持続可能な環境作りを進めるとしています。
この映画プロジェクトが、別府の魅力を再発信し、観光業の復興に寄与することが期待されています。田口監督をはじめとするキャストやスタッフによって、どのような作品が生まれるのか、ファンの皆さんは楽しみに待ちましょう。