株式会社才流、書籍『パートナービジネス戦略 基本と実践』をリリース
株式会社才流は、2025年12月19日に新刊『パートナービジネス戦略 基本と実践』を日本実業出版社より発売することを発表しました。この本は、パートナービジネス、すなわち代理販売の戦略と実践に関する書籍であり、ついに国内初の実務書として、約300ページにわたり内容が整理されています。
書籍の背景
日本のBtoB市場においては、多くの企業がメーカーと顧客の間にパートナーである代理店や販売店を介在させる販売チャネルを活用しています。中小企業庁の統計によれば、中小企業向けにIT製品やサービスを提供するベンダーの76%がこのパートナーチャネルを利用しています。しかし、書店では営業やマーケティングに関する書籍は豊富に存在している一方で、パートナービジネスを専門的に取り扱った書籍はほとんど見当たりません。
そのため、企業はパートナーとの協業を開始する際に、多くの場合手探りで進めざるを得ない状況にあります。「契約を結べばパートナーが売上を上げてくれる」といった誤解が広がり、実際には成果を上げられないケースも多々あります。このようなパートナーシップの形骸化を弊社では「サイレント・パートナーシップ」と名付けています。実務に役立つ知識と手法を提供することが、本書の執筆の動機です。
本書の特長
本書は、才流が実務で培ってきたメソッドを体系化し、パートナービジネスの全体像を明らかにします。著者は、メーカーとパートナー両方の立場を持つ専門家であり、15年以上にわたる経験を基に実践的な知見をまとめたものです。以下に本書の特長を挙げます。
1. パートナービジネスの再現性と体系化
パートナービジネスは、各業界で異なる商流やパートナー形態、利益構造が存在するため、属人化しやすいという課題があります。本書では、第1部で基本的な進め方、第2部で戦略と立ち上げに必要な体制設計、第3部で協業の拡大に至るまでを明確に解説します。自社にマッチしたパートナーの選定やプログラム設計が、統一された流れとして理解できます。
2. パートナーに「動きたくなる仕組み」の設計
多くの企業がパートナーが売上を上げることを期待する一方で、売上が上がらない原因は、商品やサービスそのものではなく「パートナーに利益が無い」ことにあります。本書では、パートナーが動きたくなるような仕組みを設計するためのメソッドを解説し、「PPF(Product-Partner Fit)」と呼ばれるフレームを紹介します。この考え方は、パートナーが商品を取り扱う意味を見出せるようにするためのものです。
3. 現場での活用可能なテンプレート集
本書には、実務に役立つ多様なテンプレートも多数収録されています。具体的には、協業提案資料やパートナープログラム案内ページ、ビジネスプラン計画書などがあります。これにより、読者は学んだ内容をすぐに実務に活かすことが可能です。
著者プロフィール
本書の著者は、株式会社才流の代表取締役社長・栗原康太氏とシニアコンサルタント・桂川誠氏です。栗原氏は東京大学を卒業後、BtoBマーケティング支援事業を成功させ、現在は「メソッドカンパニー」として才流を率いています。一方、桂川氏はおよそ15年にわたりデジタル機器メーカーでBtoBマーケティングに従事し、両者の経験を融和した知識が本書に詰め込まれています。
書籍の詳細
- - タイトル: 『パートナービジネス戦略 基本と実践』
- - 著者: 栗原康太、桂川誠
- - 出版社: 日本実業出版社
- - 発売日: 2025年12月19日
- - ページ数: 320ページ
- - 価格: 2,750円(税込)
本書は全国の書店およびオンラインストアで入手可能です。現在Amazonにて予約注文を受け付けており、予約特典として「パートナーマーケティング施策一覧」がプレゼントされます。詳しい情報や予約ページは、
こちらをご覧ください。また、予約特典の受け取り方法については、公式サイトにで詳細が発表されています。
株式会社才流の概要
才流は「メソッドカンパニー」というビジョンのもと、コンサルティングサービスやメソッド開発を行う企業です。皆様のビジネスに役立つ知見を提供し続けることを目指しています。