横浜みなとみらいホールの名物オルガンコンサートが250回を迎えます！

横浜みなとみらいホールの「オルガン・1ドルコンサート」250回記念

横浜みなとみらいホールの象徴ともいえるパイプオルガン「ルーシー」が奏でる音楽を楽しむ機会として、街の音楽文化を豊かにしてきた名物コンサートが、いよいよ250回目を迎えます。1998年の開館以来、毎週の平日に行われてきたこのコンサートは、地域の人々にとって大切な音楽のひとときであり、たったの100円または1ドルで聴けるという手軽さから、広く親しまれてきました。

「オルガン・1ドルコンサート」の魅力

「オルガン・1ドルコンサート」は、特にランチタイムに合わせて昼間行われ、たった30分でパイプオルガンの多彩な音色を楽しむことができます。オルガン「ルーシー」はアメリカのC.B.フィスク社製で、その音色はまるで光のように輝きます。このコンサートの特徴は、安価な入場料だけでなく、多様なオルガニストや他の楽器とのコラボレーションなど、音楽のバラエティを楽しめるところにあります。

初代ホールオルガニストの三浦はつみさんの演奏を皮切りに、数多くの国内外のオルガニストがこの舞台でその技を披露してきました。当初から「気軽に音楽を楽しんでほしい」という願いから始まったこのコンサートは、今や多くのファンに愛される存在となりました。2025年3月には、その歩みの中で250回目を迎えるという大きな節目を迎えます。

記念公演のプログラム

250回目を祝う特別な公演として、これまでに数々の素晴らしい演奏をしてきた近藤岳さんが出演します。近藤さんは2022年に横浜みなとみらいホールのホールオルガニストに就任し、地元の音楽シーンを盛り上げる存在です。自身が作曲した《春うらら～日本の春の歌による～》を含む明るく華やかなプログラムを用意しており、特に「春は喜びとともに」というテーマが公演の背 bone です。

今回の公演では、通常の時間帯である12:20に加え、19:00からも行われるため、お仕事帰りの方でも気軽に参加できる機会が増えています。音楽を愛する皆さんに、素晴らしい時間を提供するこの機会をお見逃しなく。

「ルーシー」の魅力

会場の大ホールに設置されているルーシーは、4,632本のパイプを持つ巨大なパイプオルガンです。音楽の中に織り込まれた「光」という意味のラテン語に由来するその名前が示すように、この楽器が紡ぎ出す音楽には美しい光を感じさせるものがあります。デザインには横浜のシンボルとして親しまれるカモメや船の帆が用いられ、他に類を見ない優雅さを醸し出します。