戦争の記憶を次世代へ継承する新コラボ漫画『戦争めし』が登場

戦争めし×日本青年会議所特別コラボ漫画配信スタート

2025年7月18日（金）に、漫画『戦争めし』と公益社団法人日本青年会議所（以下、日本JC）との特別コラボレーションによる漫画連載が、電子コミックサイト「ヤンチャンWeb」で始まります。このコラボレーションは、戦後80年という節目の年に、平和に対する意識を次世代に伝えるための「80年前の物語発掘プロジェクト」の一環として行われます。グローバルな視点で平和の重要性を考えるきっかけとして、地域の戦争体験を漫画という形でアーカイブ化することを目指しています。

日本JCによる平和啓発活動

日本JCは、戦争の記憶が風化しつつある現代において、国家や地域における平和の重要性を再認識させるための啓発活動を全国規模で行っています。戦争体験者の高齢化が進んでいることや、歴史を学べる博物館の閉館が相次ぐ中で、地域に埋もれた戦争の記憶を次代に伝えるため、親しみやすい漫画というメディアを通じてその記録を発信しています。このプロジェクトによって、多くの人々が自らの歴史を知り、平和について考える機会が増えることが期待されています。

『戦争めし』の特徴とストーリー

「戦争めし」は、漫画家・魚乃目三太氏によって描かれる、戦時中の食事をテーマにしたオムニバス形式の漫画です。登場する作品は、戦争中の日常生活に密着した感動的な食に関するエピソードを通じて、当時の人々の日々の暮らしや人間関係を描写しています。本コラボレーションでは、全国から集めた戦時下の生活や食をテーマにしたエピソードを元に、魚乃目氏が特別に描き下ろした作品が掲載されます。その親しみやすさと感動を様々な形で表現し、読者に共感を呼びかけることで、戦争の記憶を風化させないことを目指しています。