エレクトロニカの魅力を再発見!
音楽界に新たな風を吹き込んだ「エレクトロニカ」ジャンル。その原点ともいえる時代のアーティストたちに注目した一冊、『エレクトロニカ・アーカイブス 1997-2010 サンレコ総集版』が、2025年7月10日にリットーミュージックから発売されます。これは、90年代後半から2000年代にかけて活躍したエレクトロニカアーティストの貴重なインタビューを集約したムック本です。
エレクトロニカとは何か?
1990年代後半、音楽制作の機材が飛躍的に進化した頃、エレクトロニカという新しい音楽ジャンルが誕生しました。このスタイルは実験音楽とポップミュージックの交差点に位置し、アーティストたちは独自の進化を遂げていきました。特に、リットーミュージックが発行する『サウンド&レコーディング・マガジン』は、このジャンルの発展に大きく寄与しました。
今回の総集版には、エイフェックス・ツインやオウテカ、スクエアプッシャー、オヴァルなど、エレクトロニカを代表する24組のアーティストによるインタビューが収録されています。これにより、彼らの音楽制作の過程や思考を知ることができ、エレクトロニカの魅力が再び浮き彫りにされることでしょう。
収録インタビューの魅力
本書には、1997年から2010年の間に発表された38の記事が収められています。エイフェックス・ツインのインタビューは、彼がどのようにして自らの音楽スタイルを確立していったのかを詳述しています。また、スクエアプッシャーやオウテカのインタビューも含まれ、ジャンルの多様性と深さを感じられる内容となっています。
新たな視点を提供するコラム
さらに、この本にはエレクトロニカへの深い理解を持つ音楽家・Nagie氏による解説コラムも収録されています。「エレクトロニカとは何か?」というテーマで、過去から現在、そして未来までを俯瞰し、読者に新たな視点を提供します。DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の普及が進む中、当時の制作手法と現代との違いを知ることは、クリエイターにとって非常に有意義です。
音楽制作の教科書としても
この総集版は、懐かしい思い出とともに、現代の音楽制作に対する示唆も与えてくれます。アーティストたちが当時どのようにして音楽を創り上げていったのかを振り返ることで、自らの制作に役立てることも可能です。特に、エレクトロニカに興味を持つ新世代の音楽家や音楽ファンにとって、必見の資料となるでしょう。
購入方法と価格
『エレクトロニカ・アーカイブス 1997-2010 サンレコ総集版』の特別定価は2,970円(本体2,700円+税10%)で、リットーミュージックの公式商品情報ページからも購入可能です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。
エレクトロニカの歴史を凝縮したこの一冊が、あなたの音楽体験をさらに豊かにしてくれることでしょう。