楳図かずお氏の集大成！新作『ZOKU-SHINGO COMPLETE BOX』の発売決定

楳図かずおの集大成がついに登場！

日本の漫画界に多大な影響を与え続けている天才作家・楳図かずお氏。その人生は2024年10月28日、88歳で幕を閉じましたが、彼の作品とその遺産は今もなお多くの人々の心に息づいています。そんな中、楳図氏の生誕90周年を記念する特別なプロジェクトが始動し、このたびその第一弾として『ZOKU-SHINGO COMPLETE BOX』が発売されることが決定しました。

豪華な内容が詰まったBOX

『ZOKU-SHINGO COMPLETE BOX』は、2冊の特別な作品を含んでいます。まず一つ目は、楳図かずお氏が27年ぶりに生前構想していた新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボットシンゴ美術館』です。この本には、2022年に開催された「楳図かずお大美術展」で発表された101点の着彩画と、圧倒的な線画からなる101点の素描が収録されており、一定の完成度が求められました。全ページを原画と照らし合わせ、最高精度の質感と色を再現するというこだわりが詰まっています。

もう一つの作品は、ファン待望の『わたしは真悟扉絵全集』。こちらは初公開の完全未発表原稿を3枚も収録しており、全ページが細かい線まで完全再現されています。A4特大サイズの大きなページで、その魅力をダイレクトに感じられる内容となっています。それぞれの作品には楳図氏の思いが込められており、読む者に強い感動を与えることでしょう。

今後の展開にも注目

生誕90周年の特別Projectは、今後も様々な形で展開される予定です。まず、楳図かずお氏が生前に刊行を切望していた愛蔵版シリーズ「UMEZZ AUTHENTIC COLLECTION」が小学館から発売されることが決定しました。そのシリーズの第一弾として、名作『漂流教室』が刊行され、連載時の貴重な扉絵も多数収録される予定です。

さらに、2026年1月29日から3月15日にはフランスのアングレームで楳図かずお回顧展「恐怖を祓う」が開催されることも決定しています。この企画では約170点の原画が展示され、約30年ぶりの開催となります。楳図氏が27年ぶりに復帰を果たした舞台で実施されるこの展示会は、彼の画業の集大成を感じられる貴重な機会といえるでしょう。