映画秘宝30周年を迎えた特別号の内容
映画ファンの皆さんにとって、待望の『映画秘宝』12月号がついに登場しました。10月21日の発売を控え、今号は30周年を記念した特別企画として、数々の名作映画が誌面を飾ります。
表紙を飾るのは『八つ墓村』の多治見要蔵
この特別号の表紙には、日本映画界の名作『八つ墓村』の主役、多治見要蔵を演じた山崎努が登場。松竹怪奇スリラーの代表作ともいえるこの映画が再評価される機会になること間違いなし、読者の視線を釘付けにします。
過去30年の映画を振り返るベストテン特集
1995年に創刊した『映画秘宝』は、アナーキーな雑誌カルチャーの中で誕生し、これまでに多くのジャンル映画の魅力を引き出してきました。今号では、30年間にリリースされた映画の中から、50人以上の選者によって選ばれたベストテンを特集。映画ファンにとって、過去にどの作品が最も印象的であったかを振り返る良い機会ともなるでしょう。90年代の混沌から現代に至るまで、時代を反映した映画の数々を紹介します。
インド映画の新たな風、『KILL 超覚醒』を大特集
さらに注目すべきは、インド映画ファンの記憶に残る作品『KILL 超覚醒』の特集。この映画は、一般に知られているインド映画の歌と踊りといったイメージを覆し、暴力描写を通じて新たな地平を切り開きます。詳細レビューのみならず、今後のインド映画界を担う次世代の監督や俳優たち、さらには必見のインドバイオレンス映画についても特集しています。この映画のリアルな姿は、ますます多様化するインド映画シーンを映し出しています。
松竹とのコラボ企画、映画祭の開催決定
今号よりスタートする驚くべきプロジェクトが、『松竹×映画秘宝映画祭』の開催です。昭和100年を記念するこの映画祭では、「男はつらいよ」シリーズや『砂の器』など、プログラム・ピクチャー時代に誕生した異色の作品が20本ラインナップされます。これによって、さらなる驚きと感動を提供します。
ヒグマと社会問題をテーマにした新作映画も
特集だけでなく、最新映画情報やインタビュー記事も盛りだくさん。内藤瑛亮監督の『ヒグマ‼︎』や、窪塚洋介主演の『次元を超える』についてのインタビューも精力的に展開。現代の社会問題をテーマにした作品も多く、読者に考えを促すような内容になっています。
映画秘宝の今後を占う
さらに、『アメリカ映画最前線』コーナーでは、肉体が分断されるボディ・ホラー『トゥゲザー』を取り上げ、映画の新しいトレンドを紹介。他にも大槻ケンヂ率いるロックバンド「特撮」の25周年ライブレポートや、オリジナル『裸の銃を持つ男』に関する検証企画も進行中です。
映画秘宝の30周年特別号は、ハリウッドからアジアまでの映画情報を盛り込み、さらなる未来への展望をもってこちらが発信されます。ぜひ、手に取ってその内容をお楽しみください!