夏のアイスとカキ氷、7割以上が週1回以上食べる傾向に

株式会社mitorizが実施した消費者購買行動調査によれば、夏期にアイスやかき氷を食べる頻度が年々増加しています。特に「週に2～3回」と回答した人が26.4%を占めるなど、約72.3%の人が「週1回以上」アイスやかき氷を楽しんでいることが分かりました。アイスクリーム派が多い一方で、年代が上がるにつれてかき氷の人気も高まる傾向があります。実際に、60代以上ではかき氷を好む割合が16.9%に達し、若年層の6.8%を大きく上回っています。このデータから、暑い日に食べたくなるのはやはりアイスやかき氷ということが明確になっています。

また、アイスやかき氷を求めるタイミングとして最も多いのは「気温が高い」と感じたときで53.6%がこの理由を挙げています。特にシニア層では、気温上昇が食欲をそそる要素になっており、63.9%が該当します。つまり、夏の暑さはアイス業界にとっての追い風となっています。

さらに、アイスやかき氷の購入時に重視されるポイントでは「味」と「価格」がとても重要です。「味」の重視は68.4%に達し、次いで「価格」が58.8%となります。特に年代が上がるほど、より「味」を求める傾向が見受けられます。20代以下では「価格」の重視が高く、コストパフォーマンスが優先される模様です。

購入価格に関しては、コンビニやスーパーでのアイスは「100～149円」が一番多く、実に69.1%の人が200円未満が妥当だと考えています。しかし、外食のかき氷価格にはばらつきがあり、特に20代以下では「1,000円以上」を支払うことに対して抵抗がない人も多いとされています。このことから、外食におけるかき氷への支出意識には個人差が見られます。

この調査結果から、今年の夏もアイスやかき氷が消費者に多くの喜びを提供していることが伺えます。特に、おいしさや価格感が、選ばれる際の大きな鍵となるようです。若年層に加えてシニア層が好むかき氷の人気も見逃せません。豪華な外食の場でも、かき氷がしばしば選ばれる背景を考えると、今後、この流行は続くことでしょう。これからの季節も、「アイス」と「かき氷」は夏を楽しむための欠かせない存在として、私たちの生活に彩りを与えてくれそうです。