次世代スター育成コースの誕生
名古屋ビジュアルアーツ・アカデミーが新たに開設した「パフォーミングアーツ学科 ネットタレント・インフルエンサーコース」は、文部科学省から認可を受けた中部地方初の専門課程です。このコースの設立は、近年のソーシャルメディアの急速な発展と、インフルエンサーやネットタレントの需要の高まりに応えるために生まれました。
背景と目的
近年、企業が商品やサービスを効果的に宣伝するためにインフルエンサーを起用するケースが増えており、この流れがコンテンツ市場の拡大を促進しています。この背景を受け、名古屋ビジュアルアーツ・アカデミーは「エンターテインメントのイノベーションカレッジ」としての強みを活かし、新たな人材育成に乗り出しました。ネットタレントやインフルエンサーとして最前線で活躍できる人材を育成するために特化したカリキュラムが用意されています。
教育の核心「実践的プログラム」
名古屋ビジュアルアーツ・アカデミーの特長の一つは、多岐にわたる実践的プログラムです。ネットリテラシーやセルフプロデュース、ライブ配信実習、VTuber演習まで、学生は幅広いスキルを学ぶことができます。また、声優や俳優、映像制作、マーケティングにわたる様々な分野の授業を受けることで、特定のプラットフォームに依存しない柔軟な対応力を身につけることも目指しています。
SHOWROOMとの連携
この新コースの大きな特長の一つは、ライブ配信サービスのSHOWROOMとの提携です。学生たちは配信デビューの機会を得ることができ、人気インフルエンサーへのステップアップを図るための各種オーディションにも参加できる環境が整っています。実際の現場での経験を通じて、即戦力としてのスキルを磨くことが可能です。
プロ仕様の配信スタジオ
名古屋ビジュアルアーツ・アカデミー内には、プロ仕様の配信スタジオ「YABACHO STUDIO」を完備しており、学生はこのスタジオを利用して実際の配信技術を学ぶことができます。また、サテライトキャンパス「COLORS.366.NAGOYA」では、個別の配信ブースも設けられており、学生は自分のスタイルに合わせた実習を行うことができます。
深い学びを提供する独自のカリキュラム
このコースでは、人間的な深みや社会的視点を重視したカリキュラムが用意されており、学生は選ばれる発信者となるための力を養います。約50の講座から自由に選択できる「マルチカリキュラム」を通じて、自分の興味や特性に合った表現力を磨けるのが魅力です。特に、異文化グローバリスト教育やソーシャルアートプレナー教育を通じて、他分野のプロフェッショナルと協働する機会も設けられています。
夢と安定の両立
このコースは、ネットでの活躍だけに留まらず、ビジネス系姉妹校との連携を通じて、企業広報やマーケティングへの就職ルートも考慮されています。特に「専門士」という称号を取得できるため、専門卒以上を求める求人への応募が可能になり、SNSでの発信力を活かす社員インフルエンサーや名物社員といった新たなキャリアパスも視野に入れられています。
結論
名古屋ビジュアルアーツ・アカデミーは、創立61年の伝統校として、多様なエンターテインメント分野のプロを輩出してきました。これからの時代に求められる実践的かつクリエイティブな人材を育成するため、全力を尽くしていく所存です。次世代のスターたちがこの新しいコースで未来を切り拓いていく姿が楽しみです。