クレディシップが挑む飲食業界
大阪を拠点とするクレディシップ株式会社が、飲食業に初めて参入することを発表しました。新たなラーメン店「麺処とりとん」を共同出資で設立し、冠たるブランドを構築するプロジェクトとなります。これは、かつて営業が困難だった店舗の再生を目指したもので、ブランド×組織×財務を統合した新たな経営支援モデルの確立を目指しています。
新たなラーメン店の誕生
「麺処とりとん」の第一号店は、関西大学から徒歩10秒の好立地にオープンします。かつての店舗がわずか半年で営業を終了した事例を踏まえ、完全にリブランディングを行います。店名は鶏と豚骨スープのコンセプトを反映し、親しみやすい響きとして「とりとん」が選ばれました。ロゴは白を基調に、黒の筆文字でラーメンの力強さを表現しています。
ブランド設計
新しいブランド設計では、「午後の授業からもうひと頑張りできる一杯」をテーマにしています。この理念のもと、学生が安心して立ち寄れる温かみのあるスペースを確保しつつ、デザインにおいてはスタイリッシュさも忘れずに兼ね備えています。
内装と外装デザイン
店内はシンプルで明るく、外観にも気を配り、遠くからでもラーメン店であることが一目で分かるデザインを採用しました。これにより、外から見たときの安心感を生み出し、実際に訪れた際には「美味しそう」と感じてもらえるような工夫がされています。色合いも食欲をそそる赤を効果的に取り入れており、全体として活気ある雰囲気を創り出しています。
商品開発へのアプローチ
「麺処とりとん」の商品開発には、関西大学のラーメン同好会が参加しています。学生と共同で、食材の選定、味の調整、食感のバランスを追求。スープは鶏と豚骨の旨みを融合させた独自のレシピで、軽やかで満足感もあり、麺との相性も重視されています。また、トッピングには自家製のレアチャーシューや新鮮な野菜が加わり、一杯の完成度を高めています。
飲食業界への挑戦
クレディシップは、全国で廃業率が高い飲食業界を支援すべく、経営の当事者として現場に踏み込みました。出資を通じて経営の実行力を強化し、財務や組織支援を行う新しいスタイルの経営支援モデルを構築。経営者のリアルな悩みを共有し、成功体験や失敗体験を蓄積することで、他の中小企業への支援にも役立つ知見を得る狙いがあります。
今後の展望
「麺処とりとん」は、クレディシップの理念である「ヒト・モノ・オカネに成長をもたらす」をより具現化するための試みです。今後、飲食店を中心としたBtoC店舗の経営支援へと活動を拡大し、ブランド構築やメニュー開発、広報戦略などを通じて、より多くの挑戦者を支援する取り組みが進められます。
店舗情報
- - 店名: 麺処とりとん
- - 所在地: 大阪府吹田市千里山東1-9-21
- - アクセス: 関西大学から徒歩10秒
- - 座席数: 16席
- - オープン日: 2025年12月15日(月)
- - 営業時間: 11:00〜15:00
- - 定休日: 日曜
- - 公式Instagram: 麺処とりとん
時代を先取りするクレディシップの挑戦が、飲食業界にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目されます。