2025年2月発売!『建築断面 矩計図集』の魅力
建築における視点を新たにする一冊、
『建築断面 矩計図集』が、2025年2月にグラフィック社から発売される。建築を志す人にとって、必見の内容が詰まったこの図録は、全16作品のプロジェクトを収録し、それぞれの建築家が独自の視点で解説を行っている。
矩計図とは?
矩計図(かなばかりず)は、建築を垂直に切断した際の断面を示す図面であり、建築設計において非常に重要な役割を担っている。この図面は形状を理解するための手引きであり、設計者が環境、技術、そして使う人々の生活機能までを考慮した上で作成されることが求められる。具体的には、材料の取り合いや防水性、耐火性、そして施工の実現可能性など、多岐にわたる要素がそこには含まれている。
「矩計を描くには、3〜5年の経験が必要だ」と言われるように、建築を学ぶ者が敬遠しがちな詳細な作業だが、同書はその基礎を学ぶための助けとなる。著名な建築家たちがその制作過程を詳細に解説していることで、読者はより深く建築設計を理解できるだろう。
著者たちの視点
本書には、内藤廣、アトリエ・ワンの塚本由晴、貝島桃代ら、さまざまな著名な建築家が名を連ねている。彼らは、矩計図がどのように建築物の設計に影響を与えるかを、個別のプロジェクトを通じて語る。各プロジェクトでは、ただの図面以上の情報が、持ち味として描かれることになる。
目次の一部抜粋
- - 内藤廣:福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
- - 新居千秋:大船渡市民文化会館
- - 古谷誠章:鹿島市民文化ホール SAKURAS
建築家たちがどのようにして建物を設計するに至ったのか、その思考過程や創造的な解決策が、貴重な実例として提供されている。
目を見張る内容
矩計図を理解することは、単に図面を描く技術を得ることだけではない。建築の形とその背後にある文脈を読む力を養うことでもある。この図鑑は、単なる図面集ではなく、建築家たちが持つ独自の視点やアプローチを理解する助けとなるだろう。
書籍の詳細
- - タイトル:建築断面 矩計図集
- - 発売日:2025年2月
- - 定価:3,850円(税込)
- - 掲載ページ:160ページ (A4オープンバック製)
- - ISBN:978-4-7661-3970-9
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