愛され続ける食育絵本『ふりかけの神さま』の魅力
最近、食育をテーマにした絵本『ふりかけの神さま』が重版され、第11刷が発行されることが発表され、注目を集めています。本書は、株式会社佼成出版社が手掛けた、小学校低学年向けの楽しい読み物です。著者は令丈ヒロ子さん、そしてイラストはわたなべあやさんが担当しています。
物語のあらすじ
作品は、ふりかけご飯ばかり食べる「さら」という女の子を中心に展開します。子どもにとって食べ物は興味深いテーマであり、特に偏食が気になる家庭にとっては、親子で楽しめる良いきっかけを提供してくれる作品とも言えます。
物語は、さらが母親から「ふりかけ禁止令」を言い渡されるところからスタートします。この出来事をきっかけに、さらの前に現れるのが、ユニークで不思議な「ふりかけの神さま」。神さまとの出会いを通じて、さらは食事の楽しさ、さらには愛情が込められた家庭の料理の美味しさに気づいていくという、心温まるストーリーが繰り広げられます。
誰におすすめの本なのか
『ふりかけの神さま』は、食事の大切さを楽しく学べるストーリーとなっているため、偏食が気になるお子さんを持つご家庭に特におすすめです。子どもが自分の好き嫌いを克服するきっかけにもなるでしょう。また、この物語を通じて、親子で食事の楽しさを実感できるため、親子で楽しめる食育本を探している方にもぴったりです。
特に、絵本から読み物に移行する時期のお子様にも最適で、挿絵が豊富なので、小学校1年生でも楽しむことができる構成になっています。
出版の背景と著者プロフィール
本書は2006年に初版が発刊されて以来、長年にわたって親しまれてきたロングセラーです。さらに、2025年度のベネッセグリムスクールでも採用されることが決まっています。子どもたちにとって身近で、具体的な食育に取り組む一助となることを目指しています。
著者の令丈ヒロ子さんは、大阪生まれの作家であり、児童文学新人賞を受賞した経歴を持ちます。代表作には「若おかみは小学生!」シリーズや「レンアイ@委員」シリーズがあり、多数のシリーズ作品で知られています。絵を担当しているわたなべあやさんは、埼玉県出身で、子育てと食べ物を主題にしたユーモア溢れる作品を多く手掛けています。
書籍情報
- - 書名: 『ふりかけの神さま』
- - 著者: 令丈ヒロ子(作)・わたなべあや(絵)
- - 発行: 佼成出版社
- - 定価: 1,210円(税込)
- - ページ数: 64ページ
- - 対象年齢: 小学校低学年向け
- - ISBNコード: 978-4-333-02210-6
- - URL: ふりかけの神さま
新しい発見や成長を促す一冊として、多くのお子さんとそのご家庭に愛され続けることでしょう。