ミスコンは“選ばれる場”である必要がない
ミスコンと聞くと、多くの方が美しさの競争や勝ち負けを連想します。しかし、ミスコンプロデューサーであり、女性の人生を支援する文化編集者である内田洋貴氏は、15年以上の経験を通じてまったく違う側面を目にしてきました。彼女によれば、ミスコンは単なる美しさの競い合いの場ではなく、参加者自身が成長するための貴重な体験の場なのです。
自信を持たない女性たちが集まる場所
多くのエントリー者は、最初から自分に自信を持っているわけではありません。「私は場違いかもしれない」「選ばれる自信がない」と口にする参加者も多いのです。彼女たちが集まる理由は、「自分を変えたい」「何か新しいことに挑戦したい」という強い気持ちから来ています。
評価による苦しみと喜び
ミスコンには順位や結果が伴うため、喜びや涙、さらには自分を責める感情が交錯します。内部で経験している内田氏は、時折、自問自答します。「この場は本当に人を幸せにしているのか」と。彼女は、評価されることが人を苦しめる一因であり、そのことを深く理解しています。
落選がもたらす新たな道
意外かもしれませんが、内田氏は「選ばれなかった後」にこそ人生が大きく動き出すことが多いと述べています。落選を経験した女性たちは、自分の強みを再認識し、前向きに変化を求めることが多々あるのです。これは、ミスコンがただの勝利を目指す場所ではなく、自分自身を見つけるための通過点である証拠です。
選ばない勇気を持つことの大切さ
プロデューサーとしての立場を持つ内田氏は全員を肯定したいと思いつつも、「選ばない」という判断について思索を深めています。この選択は、評価が終わりではなく新たな問いを生むことを示しています。その質問があれば、人は進歩し続けることができる。
ミスコンを人生の編集装置に
内田氏が目指しているのは、ミスコンをただの美の競争の場から、人生を前に進める装置へと変貌させることです。勝っても負けても、参加者が少しでも強くなることを重視しています。その場は完璧な人のためではなく、迷いや不安を抱える人のための場所であり続けたいと願っています。
最後に
内田氏は、これからも参加者の人生に責任を持てるプロデューサーでありたいと考えています。彼女の視点は、ミスコンの本質を変える鍵となるかもしれません。参加者が自信を持った行動を見出す場として、ミスコンがどのように進化していくのか、期待は高まるばかりです。