文庫の歴史を新たに彩る中央公論新社の挑戦
中央公論新社が創業140周年を迎えるにあたり、長年にわたり読まれ続けている名作たちを再び世に送り出すこととなりました。今回、特別企画として新装版が刊行されるのは、100万部以上の部数を誇るロングセラー3作品です。それぞれの作品は映画化されるなど、幅広い読者層に親しまれています。
新装版として生まれ変わる名作たち
まず1月22日に発売されるのは、吉田修一氏の『怒り 新装版』上下巻。この作品では、整形した殺人犯に絡む三人の男女がそれぞれの運命と向き合う姿が描かれています。映画化された際には話題を集め、今作品の新装版にも新たにエピソード0として「八つの証言」が加えられています。これにより、物語の奥深さが一層引き立つことでしょう。
更に、2月20日には吉本ばなな氏の『TUGUMI 新版』が登場します。この作品では、病弱な美少女つぐみを通じて、成長することの切なさや美しさが鮮やかに描かれています。著者自身のエッセイも増補され、より深い理解を得られることでしょう。俳優の牧瀬里穂さんも、かつて多くの女の子が自分に重なる感覚を抱いていたことを語っています。
最後に、3月24日には角田光代氏の『八日目の蟬 新装版』が発売予定です。この作品は、心を揺さぶる物語であり、愛と逃避の間で揺れる人間模様を描き出しています。著者のエッセイが加わることで、作品の持つメッセージがより一層深まることでしょう。
次世代へのバトンを繋ぐ
これらの作品はそれぞれ異なるテーマと情感を持ちながら、共通して我々に深い感動を与えてきました。中央公論新社は、この新装版を通じて次世代へとその魅力を繋いでいくことを目指しています。
新たな書店やオンラインショップで再び手に取ってもらえる機会を設けることで、これからの読者たちに新しい発見を提供できることでしょう。どうぞお楽しみに!
書誌情報
1.
『怒り 新装版』(上・下巻)
- 発売日:2026年1月22日
- 定価:各924円(税込)
- ISBN:上巻978-4-12-207750-8、下巻978-4-12-207751-5
- 累計部数:115万部
2.
『TUGUMI 新版』
- 発売日:2026年2月20日
- 定価:880円(税込)
- ISBN:978-4-12-207764-5
- 累計部数:277万部
3.
『八日目の蟬 新装版』
- 発売日:2026年3月24日
- 定価:未定
- ISBN:未定
- 累計部数:167万部
これらの新たな魅力を持った作品が、多くの読者に愛されることを願ってやみません。