大津市膳所駅に特別なマンホールが登場
大津市在住の作家、宮島未奈さんの人気小説『成瀬は天下を取りにいく』にちなんだデザインマンホールが、膳所駅前に設置されました。このマンホールは、作品の成功を祝う意味もこめて、大津市役所での寄贈式を経て、正式に設置されました。このシリーズは、2024年の本屋大賞を受賞し、文学界でも注目されている一作です。最終巻である『成瀬は都を駆け抜ける』は2023年12月1日に発売され、シリーズの完結を迎えました。累計発行部数は200万部を超えるというから、その人気は計り知れません。
マンホールデザインの魅力
設置されたマンホールのデザインは、見た目にも美しく、作品の表紙イラストを基にしたもの。主人公である成瀬あかりを描いたイラストと物語の重要な舞台である琵琶湖の水模様が施されています。このシンボリックなデザインにより、ファンはもちろん、通行人の目を引くことでしょう。直径65cm、重さ約95kgのこのマンホールは、地域の新たな観光スポットとしても期待されています。
設置式の様子
寄贈式には大津市長の佐藤健司さんやびわ湖大津観光大使をはじめ、30人以上のファンが駆けつけ、設置に立ち会いました。ファンたちの熱気と喜びが溢れる中、経過を見守る姿はとても心温まるもので、特別な瞬間を共有しました。このような地域に密着したイベントは、作品のファンと文化をつなぐ貴重な機会となっています。
作中の魅力
『成瀬は天下を取りにいく』は、中学二年生の成瀬あかりが青春を支え合う島崎みゆきとの関係を描いた物語。彼女は、西武大津店の閉店を前に毎日その店に通い、さらには地方のお笑いコンビがM-1に挑戦するなど、決意に満ちた行動を取ります。さらに、「二百歳まで生きる」という目標を持っています。この自由奔放な主人公の姿が、読者の心に深く刻まれることでしょう。この物語の魅力は、青春の葛藤や友情の大切さにあります。
作者の魅力
宮島未奈さんは、1983年生まれの作家で、滋賀県大津市を拠点に活動しています。京都大学文学部卒業後、2021年には「ありがとう西武大津店」で女性による文学賞をトリプル受賞。この作品はデビュー作にあたりますが、瞬く間にその名は広まり、多くの賞を受賞。特に2024年の本屋大賞や坪田譲治文学賞を受賞したことは、彼女の実力を証明するものでしょう。彼女の作品は、この作品シリーズだけにとどまらず『婚活マエストロ』『それいけ!平安部』など多種多様なジャンルにも広がっています。
この新設されたマンホールは、作品のファンだけでなく、新たに彼女のファンになるきっかけにもなりそうです。大津市に立ち寄った際はぜひチェックしてみてください!